そんなに高血圧の人って多いのですか？と思いませんか。

血圧は今までさんざんこのBLOG内でモノ申してきたので飽きてしまわれるのではないかと、

自分の中ではあまりネタにしないようにしています。（笑）

血圧が高いってどんな状況なのでしょうか。皆さん中学理科の電気の授業を思い出してください。

電圧（V)＝電流（I)　×　抵抗（R)ですよね。この公式は血圧にも言えて、

血圧（V)＝血流量（I)　×　血管抵抗（R)と変換できます。

塩分を摂りすぎないというのは、塩分に含まれるナトリウムが水を引き込む力があり血流量が増えて

血圧が上がってしまうのです。

また、糖尿病や脂質異常症で動脈硬化が進行すると、血管が硬くなったり細くなったりすることで、

血管抵抗が高くなり血圧が上がってしまうのです。

私が大事に思っているのは家庭血圧を持続的に測定いただくことです。どうしても診察室や健診では

高くなるものです。40歳を過ぎたら1か月に1回程度できれば週1回程度でいいのでご自宅での血圧測定を

熱烈お勧めします。

よくある話は、銭湯で計っているんだけど全く問題ないんだよね～という話。入浴後などは血管が拡張して

上の式で言うと血管抵抗が低くなるので血圧も低くなるという仕組みです。

瞬間的に高くなって悪さをするという病気ではありません。慢性的に血圧が高いことで血管の壁を傷つけて

しまうことで血管の壁が厚くなって血流が悪くなり、動脈硬化や腎脳の機能低下などにつながるのです。

まさに万病のもとなのです。そうだ！受診しようと思ったらまずご自宅で血圧を測定してみるのも

良いと思います。起床後、トイレを済ませて椅子に腰を掛けて2，3分休憩してから測定してみてください。

寒い部屋では血圧が上昇しがちですので、20℃くらいの部屋が目安とされております。

是非ご参考にしてみてください。