昨日に引き続き石田三成さんの話題です。

三成さんの旗印をご存知ですか？「大一大万大吉（だいいちだいまんだいきち）」です。

なんじゃそりゃ！？と思いますよね？意味は、一人が万人のために、万人は一人のために尽くせば、

天下の人々は幸福になれる。ということらしいです。わかりやすく言えばOne for all, all for one

みたいなことですね。皆さんも学んだことのある秀吉が行った太閤検地も指揮したのは三成さん。

凶作の年には年貢を免除したり、どうしても納められない場合は人手間を許したり、民百姓を思いやる

やさしい政治をしていたことが伺えます。いわゆる合戦が強いというわけではなく、知将で後方支援

今で言うロジスティクスを担当していた方で大一大万大吉という社会のあり方を実践しようとしていた

と思えてなりません。嫌われ者のイメージで書かれることも多いのですが、私は大好きです。

関ヶ原で敗将となった三成さんは、罪人として大阪、堺を市中引き回しされ、京都の六条河原で斬首

されました。処刑の前に喉が渇き、お湯が飲みたいと言ったところ、「水はないが、柿はある」と言われ

三成は「柿はたんの毒だから要らない」ときっぱりと言い放ったそうです。敬語の侍は「間も無く斬首

されるのに毒を避けて何になる」と笑い飛ばしたところ、三成は「大志を持つものは最後まで命を惜しむ

ものだ」と悠然としていたという逸話が残っております。柿の食べ過ぎでタンニンが固まった「胃石」が

できる場合があり、お腹に悪いと考えられなくもありません。それもコーラで溶ける特徴があるので

コーラも一緒に差し出したら良かったかな？と思ったり・・・そもそも過敏性腸症候群は特定の食物を

食べることで起こる人もあり、柿がダメだったかもしれませんね。想像の範疇ですが・・・