「鷹狩り」は最強の夏バテ予防法!?
8月、厳しい暑さが続くこの時期は、どうしても冷房の効いた室内でじっとしていたくなりますよね。しかし、江戸幕府をひらいた徳川家康は、この猛暑の中でも積極的に外へ出て「鷹狩り」に精を出していたといいます。実は、家康が75歳という当時としては驚異的な長寿を全うできた背景には、この8月の過ごし方に大きなヒントが隠されていました。今回は、歴史と医学の両面から「家康流・夏の健康術」を紐解いてみましょう。家康にとっての鷹狩りは、単なるレジャーではありませんでした。険しい山道や野原を歩き回る鷹狩りは、現代で言うところの「有酸素運動」と「筋力トレーニング」を兼ね備えたハードなスポーツです。医学的に見ると、適度な運動は自律神経を刺激し、体温調節機能を高めてくれます。家康は炎天下で体を動かすことで、暑さに負けない「汗をかける体」を維持していたと考えられます。もちろん、現代の私たちが真昼に激しい運動をするのは危険ですが、「涼しい時間帯に少し歩く」ことで自律神経を整える重要性は、今も昔も変わりません。家康といえば、生涯「麦飯」を愛食していたことで有名です。ここには驚くべき医学的根拠があります。麦には、糖質をエネルギーに変えるのに欠かせない「ビタミンB1」が白米の数倍含まれています。明日のブログでもお伝えしようとしていますが、ビタミンB1不足は夏バテの直結原因。家康は意識せずとも、食事から効率よく夏バテ対策を行っていたのです。さらに、鷹狩りの先々で地元の「旬の野菜」を好んで食べたといいます。8月の夏野菜(ナスやキュウリなど)は、体にこもった熱を逃がす効果があり、理にかなった食事療法でもありました。家康のもう一つの顔は「薬オタク」です。自分で生薬を調合し、体調に合わせて服用していました。特に夏場は、冷たいものの摂りすぎによる「脾胃(消化器)」の衰えに気を配っていたようです。現代風に言えば、冷たい飲み物で胃腸を冷やしすぎず、内臓の温度を保つことの大切さを理解していたのでしょう。家康の生活から学べるのは、「環境に体を適応させること」と「食事の力」のバランスです。①冷房の中に閉じこもりすぎず、夕方の涼しい時間に散歩をして自律神経を刺激する。②麦飯や夏野菜を取り入れ、エネルギー代謝を助ける。③自分の体の小さな変化に気づき、早めに対処する(セルフケア)。これこそが、家康が戦国というストレスフルな時代を勝ち抜き、長寿を全うした秘訣です。「健康のためなら死んでもいい」というほどストイックになる必要はありませんが、家康のように「人生を楽しむための土台」として健康を捉える姿勢は、ぜひ見習いたいものです。もし、「家康ほどアクティブにはなれないけれど、このだるさをなんとかしたい」と感じたら、ぜひ当院へご相談ください。血液検査などで、あなたに足りない栄養素(ビタミンなど)をチェックし、現代版の「健康長寿の処方箋」をご提案します。明日もご期待くださいね!「タイパ飯」についてです。