2026.07.23

ストレスフリーでいるために

ストレスの話題をブログに書くと翌日メンタルクリニックに予約できないので・・・と当院に予約を取っていただく方が急増するという流れがここ最近あります。私は精神科医ではないのですが、ネット検索すると上位に出てきてしまうようです。ありがたいような・・・デス。ただ残念なことに「メンタルクリニックは予約がいっぱいで」と言われてしまうと、当院の予約がとりやすい=患者さんがいないね〜ということを言われているようで少し悲しい気がします。でも事実なので負けないで頑張ります(笑)。仕事や家庭、社会などで自分ではない他の誰かと関わる以上、相手との感情的な摩擦は避けられません。つまり、完全なストレスフリー状況に身に置く事はなかなかの至難の業なのです。あのアドラーも言っています。「すべての悩みは対人関係の悩みである」と、でも私は思うのです。普段のちょっとした工夫や気持ちの持ちようで、誰かにストレスを感じたり、苛立ったりすることを極力減らすマインドセットを持てると思うのです。仕事においても私生活でも、自分が普段気をつけていることや、心がけていることに反する行動を他人にされると、コミュニケーションにおいての”違和感”を感じることがあります。他人に対してやけに厳しい人、仕事の失敗に怒る人、そしてフォローしてくれない人、自分の話ばかりしている自己中心的な人・・・いますよね?数ヶ月前には、診察室で私に向かって「患者に対する(私の)話口調が馴れ馴れしすぎる、患者を下に見ているのか!」とお怒りになった40代男性がいました。怒って帰られましたが、その人も恐らく、自分との異なる価値観に直面した時に感じる違和感があったのかもしれません。その違和感の正体こそがストレスなのです。対面している場面で言われるのは結構珍しいことで、多くの方は胸に秘めながら当院から帰り、2度とこないという行動に出るのが普通であると思います。その方は、コミュニケーションのズレが怒りや悲しみの感情を引き起こすことで、悪循環が始まります。ストレスのメカニズムを把握し、怒りの感情と上手に向き合うための心理教育=アンガーマネジメントも注目されています。怒りの根っこを掘り下げていくと、相手の言動に原因があるケースが多い一方で、中には「自分のプライドが邪魔して他者を許せない」から怒ってしまうケースも往々にしてあるのではないかと思います。「すべての人は自分と同じ考えを持って当然」というある種の病的な思い込みを捨てることが大事なのです。心理学的にはフォールス・コンセンサス効果と言います。典型例は、ママがお弁当をSNSで投稿すると、「栄養バランスが悪い」とか「美味く無さそう」など心無いバッシングをしながら、ストレスの捌け口にするのです。私の口調はちなみに誰であっても変化しません。たとえ全国区の大企業の会長であっても、知事であっても、スポーツ選手であっても、反社会勢力の皆さんであっても変わりません。ストレスフリーでいるためには感情の変化がないことが一番ですね。