信長は高血圧!?
絶賛放送中のNHK大河ドラマの豊臣兄弟!で織田信長役を講演している小栗旬さん。私の信長像にピッタリとハマっております。以前同じく大河ドラマ「信長 KING OF JIPANG」で信長役を演じた緒方直人さんはなんかイメージに合わない気がしました。私の中学生時代だったと思います。信長のことをポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは書き残しております。「憂鬱な面影を有し・・・」と孤独感とメランコリー気質はおそらく少年時代に生母から疎まれたことにあるのかもしれません。幼児期に親に疎まれた子供は、長じて粗暴かつ奇矯名な行動を示すことが多いようで、情緒不安定となり、冷酷無比な行動に走る傾向にあるようです。そのためか後年決行した「比叡山の焼き討ち」や「長島一向一揆の二万人焼殺」など、すぐに火を放ちたがる残酷な性癖がありました。皆さんも一度は見た事があると思う肖像画(狩野元秀作 長興寺)で注目すべきは眉間の八の字の縦皺です。これから推察されるのはすぐにカッとなる性癖だと思います。非常にせっかちで、甲高い声を出し、長話やダラダラとした前置きを嫌ったようです。そして逆上しやすく自らの命令に対して反対(意見)を言われることにも耐えられない性質でした(フロイスの日本史によると)。とにかく癇癪持ちの信長は、意にそぐわないと、言葉で罵倒し、声を高めて憤慨していたそうです。この性急で激昂しやすい性格は一般的には高血圧を招きやすいことが知られています。フロイスによると睡眠時間は短く短時間型睡眠を示唆します。しかも本態性高血圧を患っていた疑いが濃厚なのです。味の濃い尾張の食事で育った信長は、終生、塩気の多い食物を好んだようです。後代の「常山紀談」にも、信長が都風の薄味を好まず、自分好みの塩梅でしか食事をとらなかった記述を認めます。加えて、日々合戦に明け暮れたという最強のストレスにさらされると血圧は上がらざるを得ません。ですから信長は、本態性高血圧を患っていた疑いが濃厚なのです。この疾患は原因のはっきりしない高血圧を指していますが、そもそも高血圧と診断された患者さんの9割以上はこれにあたります。このように信長は高血圧症と思われるにもかかわらず、極めて健康だったようで、彼が大病を患ったという記録は残っていません。しかも信長は青年時代から病を遠ざける良い生活習慣を持っていました。彼の一級資料である「信長公記」には、思春期には空腹になるとところ構わず食べていたものの、成人してからは節食していたとあります。酒に弱いので肝臓をやられずにすみ、日頃から体を清潔にすることを好み、朝夕乗馬の稽古に励み、3月から9月までは水練(水泳)に親しんだようです。四季折々には鷹狩りをしてストレス解消をしています。このような生活習慣が良かったのかもしれません。養生が良かったせいかもしれませんが、精力は抜群で妻妾に出産させた子女は記録に残っているだけで男子11人、女子12,3人です。エネルギーに満ち溢れた日常だったと推測できます。