健診後から始まる本当の予防医療
こんにちは、いりたに内科かかりつけクリニックの入谷 敦です。10月7日を迎え、健診異常の考え方に関する5回シリーズの連載も、いよいよ本日が最終回となりました。これまでに、基準値の仕組みやトレンドの重要性、複数項目の重なりのリスクについてお話ししてきましたが、最終回となる本日は、結果を受け取った後に起こすべき「正しいアクション」についてお届けします。健康診断というのは、受けて結果を確認しただけで満足してしまっては、その価値が半減してしまいます。結果の紙に書かれたアドバイスを元に、実際の行動に移して初めて、健診は本当の予防医療としての力を発揮します。結果に再検査や精密検査の指示があった場合は、まずは何よりも最優先で、指示に従って速やかに医療機関を受診してください。先ほどもお話しした通り、精密検査は病気を見つけるためだけでなく、「本当に治療が必要なレベルの異常なのか」をハッキリさせて安心を得るための手続きでもあります。また、そこまで深刻な数値ではなく「生活習慣の改善」を求められた場合は、いきなり無理なダイエットや激しい運動を始める必要はありません。大切なのは、私たち医師や専門家と一緒に結果を振り返り、あなたのライフスタイルに無理なく組み込める「小さな改善の伏線」を張ることです。毎日の食事の時間を少し変える、歩く距離を少しだけ延ばすといった、些細な変化の積み重ねが、翌年の健診数値を劇的に改善させる大きな力になります。健診結果というあなた自身の貴重な身体の記録をただの数字で終わらせず、これからの未来を健やかに過ごすためのロードマップとして活用してみませんか。いりたに内科クリニックでは、数値の読み解きから具体的な生活習慣のアドバイスまで、あなたに寄り添ったサポートを行っています。健診の紙を片手に、いつでもお気軽に当院までご相談ください。当院では胃カメラ検査はできませんのでその点はご容赦願います。