すこやか検診直前なので、皆さん興味があると思われるがんのお話をしたいと思います。

私はもともと心臓血管外科医でしたが、医学部に入る前から心臓外科志望が決まっておりました。

高校2年性です。医学部ー２（マイナス２）年生ですね。心臓・循環に興味があったんですね。

話せば長くなるので、がんの話をします。がんは外科医にとって対峙すべき悪のような存在で、

なかなか、進歩している医学でもねじ伏せることができない癌もあることは皆さんも知っての通りです。

国立がん研究センターの報告によると、日本人男性の約55％、女性の約30％は、

予防可能な生活習慣や環境要因を原因とする生活習慣病でした。

喫煙と感染によるものがそれぞれ20％前後を占めており、飲酒がそれに続いていました。

日本人男性のがんのリスク第１位は喫煙、第２位は感染、第３位は飲酒でした。

一方の女性は第1位は感染、第２位は喫煙、第３位は飲酒でした。

喫煙や飲酒はどうにかなりませんか？がんになるかもしれないと思いながらもタバコ吸います？

私も実は以前は喫煙者でしたが、もう吸っておりません。子供ができてからは吸っていないので

20年くらい前から禁煙しております。吸いたいとも思いません。どーでもいいか・・・

感染！なんじゃこりゃと思うかもしれませんね。

B型肝炎、C型肝炎のウイルスによる肝がん、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん、

ヘリコバクター・ピロリによる胃がんなどが大半を占めております。これこそ検診で

陽性となれば気をつけることができる、予防に力を入れることができるではないですか！！

がんの原因の約3分の２は生活習慣病なのです！身近に感じませんか。

進行する前であれば、ガン恐るに足りず！戦えます。だから検診受けましょうね〜