2026.07.21

禁欲生活で精子が劣化する(かも)

今日の話題は生殖系のお話です。内科医なのに?とお思いかもしれませんが、興味があるだけです。今年の3月下旬に英国の王立協会の学会誌でオックスフォード大学が発表した大規模な解析研究の結果によると男性の体内に長期間とどまった生死は劣化の兆候を示すことがあるとのことです。射精前の貯蔵期間が精子の健康状態や生殖能力に与える影響を理解すべく、31カ国54,889人を対象に行われ、禁欲による貯蔵期間の長期化は、精子の酸化ストレスやDNA損傷の度合いの上昇、精子運動率や生存率の低下と関連することがわかりました。この劣化傾向は精子が卵子に到達し、受精を成立させる能力に影響を与えるからです。精子は成熟するとDNAの損傷を修復できなくなり、抗酸化物質を生み出すことが難しくなるので、老化に対して特に脆弱であると研究は指摘しています。ですが、長期間の精子貯蔵が、受精率の低下や胚の質の低下につながる一貫した証拠は確認されませんでした。質の低い精子は寿命が短いので、禁欲によってDNA損傷が増加したり、運動率が低下した精子は単に受精に至る前に死んでいるかもしれません。つまり精子が受けた悪影響が必ずしも受精率への悪影響位と結びつかない可能性もあるのです。精子の量は禁欲によって増えることも知られていて、精子の数と質の間にバランスが存在する可能性があります。体外受精で精子サンプル全体を使用するのであれば中程度の禁欲期間が一人質のバランスを取るのに役立ちます。良好な状態の精子を1つ選んで卵子に注入する場合はより短期の方が望ましいということです。禁欲期間が短すぎれば、精子の成熟や数が不十分かもしれないので、妊娠を望むカップルは長期的禁欲が効果的とは限らず、量と質のバランスを取るべきであるとされている。そこで私は思ったのは、長期的とか中期的な禁欲ってな〜に?ということです。人それぞれです!ということになると思いますが、曖昧な研究だなと思ってしまいます。禁欲自体がストレスで・・・ということにもなりかねませんよね??私の感想です。