2026.07.25

突然ですが占ってもいいですか?

という名前の番組をご存知でしょうか?私は本当にたまーにみます。それを見ていると芸能人が「え〜なんでわかるの〜え〜」みたいな感じで驚くのです。本当に占っている人は見えているのでしょうか?巷には、性格診断や霊感商法がありふれています。昔であれば、「この壺さえ買えば未来は明るい!」などとして高額商品を売りつける手法もあったとかなかったとか。往々にして事情を知らない人にとっては騙されることが不思議にも思われる手法といえますが、当事者は完全に信じ込んでいるので場合が多い。なぜ?「当たったと感じる」のだろうか?これには背景にあるいくつかの心理作用やテクニックが存在します。まずは「バナーム効果」。これは誰にでも当てはまる内容を聞いて、自分の特徴や来歴が当てられたかのように思う現象を指します。「興味がないことには無関心だけれど、好きなことには一直線だ」という特徴は、多くの人に少しは当てはまるはず。そして予言の自己成就です。予言の内容に沿った行動を無意識のうちにとって、それによって予言が現実になったと感じることです。占い師に言われたように無意識のうちに振る舞うことで、結果あたかも予言が当たったかのような認識が生まれるのです。話している間にコミュニケーションを通してあたかも超常的能力を発揮しているかのような印象を植え付けるテクニックを「コールドリーディング」と呼びます。また、事前に身辺調査(趣味傾向、家族関係など)を行なってそれを隠した上で後述する「ホットリーディング」もあります。いろんなテクニックを駆使して占い師の人は話を信じさせているのかもしれませんね。また、日本で広く知られている「血液型性格診断」ですが、血液型と性格の関係については心理学分野を中心として、社会的な広まりを後追いする形で研究が進められたのです。その中でABO式血液型が性格に影響を与えていると見做しうる科学的根拠は現在のところ乏しく、多くの研究で各血液型と性格に差がないか、あるいは「血液型性格診断という情報が社会的に広まったことによる影響」との結果が示されている。そもそも血液型性格診断が日常的な話題として盛り上がるのは、日本を含む東アジア地域のみなのです。それは、日本人の血液型分布がA(4):O(3):B(2):AB(1)となっているからです。一方、地域人種によっては人口の多くがO型など偏った状況になっているからです。O型はマラリアに強いなど体質との関連性を示唆する知見も若干ありますが、血液型の違いが個人の性格にまで地峡するといった知見は現在までにないのです。