前立腺がん

前立腺がん

前立腺がんとは、男性の膀胱の下にある前立腺の悪性腫瘍となります。特に中高年の男性に多くみられますが、早期の前立腺がんでは自覚症状がほとんどないこともあります。一方で、進行すると「尿が出にくい」「尿の勢いが弱い」「トイレが近い」「夜中に何度もトイレに起きる」など、前立腺肥大症と似た排尿症状が現れる場合があります。また、進行した場合には骨などへ転移することもあります。前立腺がんはPSA検査などによって早期に発見できる可能性があるため、年齢やリスクに応じて検査を受けることが大切です。

【前立腺がんの相談】

このようなお悩みはありませんか?

・尿の勢いが弱くなってきた
・尿が出始めるまで時間がかかる
・トイレが近くなった
・夜中に何度もトイレに起きる
・排尿後も尿が残っている感じがする
・尿が出にくくなってきた
・排尿に時間がかかるようになった
・血尿が出たことがある
・健康診断や検診でPSA値が高いと言われた
・家族に前立腺がんになった人がいる
・前立腺肥大症と診断されているが症状が変化してきた
・前立腺がんについて一度検査を受けたい

前立腺がんは、初期には自覚症状がないことも多いため、症状がないからといって前立腺がんを否定することはできません。排尿症状がある場合は前立腺肥大症などが原因となっていることもありますが、前立腺がんが隠れている可能性もあります。また、PSA値が高い場合でも必ずしも前立腺がんとは限らず、前立腺肥大症や前立腺炎などによって上昇することもあります。気になる症状がある方やPSA値の異常を指摘された方は、泌尿器科で詳しく調べることが大切です。

【泌尿器科にご相談】

前立腺がんが起こる原因

前立腺がんが発症する明確な原因は、すべてが分かっているわけではありません。しかし、年齢や遺伝的な要因などが発症リスクに関係すると考えられています。特に前立腺がんは年齢とともに発症する方が増えることが知られており、中高年の男性では注意が必要です。また、血縁者に前立腺がんになった方がいる場合には、家族歴がない方と比べて発症リスクが高くなることがあると言われています。さらに、食生活や生活習慣などとの関連も研究されていますが、特定の原因だけで前立腺がんが発症するわけではありません。そのため、症状の有無だけで判断するのではなく、年齢や家族歴なども考慮しながら必要な検査を受けることが重要です。

前立腺がんの主な症状

前立腺がんは、早期には自覚症状がほとんどないことがあります。がんが進行すると、前立腺肥大症と似た排尿症状が現れることがあり、尿が出にくい、尿の勢いが弱い、排尿に時間がかかる、トイレが近い、夜中に何度もトイレに起きるなどの症状がみられる場合があります。また、進行した前立腺がんでは、がんが前立腺の外へ広がったり、骨などへ転移したりすることがあります。骨への転移がある場合には、腰や背中、骨盤などに痛みが現れることもあります。しかし、症状だけで前立腺がんかどうかを判断することはできないため、検査によって確認することが大切です。

【前立腺肥大について】

排尿しにくい・尿の勢いが弱い

前立腺がんが進行して前立腺や尿道に影響すると、尿が出にくくなったり、尿の勢いが弱くなったりすることがあります。尿が出始めるまで時間がかかる、排尿途中で尿が途切れる、排尿に時間がかかるなどの症状がみられる場合もあります。これらの症状は前立腺肥大症でもよくみられるため、排尿症状だけから前立腺がんと判断することはできません。症状が続いている場合は、泌尿器科で原因を確認することが大切です。

頻尿・夜間頻尿

前立腺がんでは、進行に伴ってトイレが近くなったり、夜中に何度も排尿のために起きたりすることがありますが、頻尿や夜間頻尿は前立腺肥大症、過活動膀胱、尿路感染症など、さまざまな病気でも起こる症状です。そのため、頻尿だけで前立腺がんを疑うことはできません。そのため以前と比べて排尿状態が変化した場合には、一度検査を受けて原因を確認することが重要です。

血尿

血尿は前立腺がん以外にも、膀胱炎や尿路結石、膀胱がん、前立腺肥大症など、さまざまな病気で起こる症状です。目で見て分かる血尿が出た場合や、健康診断などで尿潜血を指摘された場合には、原因を確認するための検査が必要になることがあります。特に血尿を繰り返している場合には、自己判断で様子を見るのではなく、泌尿器科へ相談することをおすすめします。

【前立腺がんの相談】

前立腺がんを放置するとどうなる?

前立腺がんは、早期には症状がほとんどないことがありますが、がんが進行すると前立腺の外へ広がったり、リンパ節や骨などへ転移したりすることがあります。特に骨への転移が起こると、腰や背中、骨盤などに痛みが現れる場合があります。また、がんの進行によって尿道が圧迫され、排尿しにくくなることもあります。一方で、前立腺がんには進行が比較的ゆっくりなものもあり、すべての前立腺がんが同じ経過をたどるわけではありません。そのため、PSA値や生検の結果、がんの広がりや悪性度などを確認し、状態に応じた治療方針を検討することが重要です。

前立腺がんと間違えやすい病気

前立腺がんでみられる排尿症状は、前立腺肥大症や前立腺炎などでも起こるため、症状だけで区別することは難しい場合があります。前立腺肥大症では、前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、尿が出にくい、尿の勢いが弱い、頻尿などの症状が現れます。また、前立腺炎では排尿時の痛みや発熱、会陰部の痛みなどを伴うことがあります。さらに、膀胱炎や尿路結石、過活動膀胱などでも頻尿や排尿時の違和感がみられることがあります。PSA値が高い場合も、前立腺がんだけでなく前立腺肥大症や前立腺炎などが原因となることがあります。気になる症状やPSA値の異常がある場合には、検査によって原因を確認することが大切です。

前立腺がんになりやすい方の特徴

前立腺がんは、特に年齢が高くなるにつれて発症する方が増える病気です。また、血縁者に前立腺がんになった方がいる場合には、発症リスクが高くなることがあります。そのため、中高年の男性で家族に前立腺がんの方がいる場合には、症状がなくても検査について医師に相談することが大切です。また、前立腺がんは早期には自覚症状がないことが多いため、「排尿に問題がないから大丈夫」とは限りません。年齢や家族歴などを踏まえ、PSA検査を受けるかどうかを医師と相談しながら検討しましょう。

【前立腺がんのご相談】

前立腺がんの検査

前立腺がんが疑われる場合、まず血液検査でPSA(前立腺特異抗原)の値を測定します。PSAは前立腺でつくられるタンパク質で、前立腺がんの可能性を調べる際に使用されます。しかし、PSA値は前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症や前立腺炎などでも上昇することがあります。そのため、PSA値だけで前立腺がんと診断することはできません。そのため必要に応じて直腸診やMRI検査などを行う必要がございます。また、がんの広がりや転移の有無を調べるために、CTやMRI、骨シンチグラフィなどの画像検査を行うこともあります。

PSA検査とは?

PSA検査は、血液中に含まれるPSAの量を測定する検査です。前立腺がんの早期発見や、前立腺がんの可能性を調べるために利用されています。PSA値が高い場合には前立腺がんが疑われますが、前立腺肥大症や前立腺炎など、がん以外の病気でもPSA値が上昇することがあります。また、PSA値が基準値以下であっても前立腺がんが見つかる場合があります。そのため、PSA検査の結果だけで判断するのではなく、年齢や症状、前立腺の状態などを総合的に確認することが重要です。PSA値について気になることがある場合は、医師に結果を見せて今後の検査について相談しましょう。

前立腺生検とは?

前立腺生検は、前立腺がんの確定診断を行うための検査です。PSA値や直腸診、MRI検査などから前立腺がんが疑われる場合に、前立腺の組織を一部採取して、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。生検では、超音波で前立腺を確認しながら針を使って組織を採取します。近年ではMRI画像を参考にして、がんが疑われる部位を狙って組織を採取する方法もあります。生検によって前立腺がんの有無だけでなく、がんの悪性度を評価するための情報も得ることが可能となります。

前立腺がんの治療

前立腺がんの治療は、がんの進行度や悪性度、PSA値、転移の有無、年齢や全身状態などを総合的に考慮して決定します。早期で進行のリスクが低い場合には、すぐに治療を行わず定期的な検査で状態を確認する「監視療法」が選択肢となることがあります。根治を目的とする治療としては、前立腺を摘出する手術や放射線治療などがあります。また、病状によっては男性ホルモンの働きを抑える内分泌療法や、抗がん薬などによる薬物療法が行われます。治療方法にはそれぞれ特徴や副作用があるため、検査結果や生活への影響なども踏まえて、泌尿器科の担当医と相談しながら治療方針を決めていきます。

前立腺がんの治療後の方へ

前立腺がんの治療を受けた後は、再発や病状の変化を確認するため、定期的な診察やPSA検査などを行う必要があります。治療方法や病状によって検査の内容や頻度は異なりますが、治療後も継続して経過を確認することが重要です。また、排尿状態の変化や痛みなど、気になる症状が現れた場合には、定期受診を待たずに担当医へ相談することが大切です。前立腺がんは治療方法によって、その後の経過観察や注意すべき症状も異なるため、治療後も医師と相談しながら状態を確認していきましょう。

前立腺がんの症状やPSA値が気になったらご相談ください

前立腺がんは、早期には自覚症状がほとんどないこともあるため、症状がない場合でもPSA検査などをきっかけに発見されることがあります。一方で、尿が出にくい、尿の勢いが弱い、トイレが近い、夜中に何度もトイレに起きるなどの排尿症状があっても、必ずしも前立腺がんとは限らず、前立腺肥大症など別の病気が原因となっている場合もあります。健康診断や検診でPSA値が高いと指摘された方や、排尿に関する変化が気になる方は、自己判断せず一度泌尿器科へご相談ください。金沢市上安原にあるいりたに内科かかりつけクリニックの泌尿器科では、症状や検査結果を確認しながら、必要な検査や専門医療機関へのご紹介についてご案内いたします。

【前立腺がんのご相談】