2024.01.06
起立性調節障害について
今日は1月6日です。冬休みも残り少なくなってきましたね(学生の皆さんは)。
学校が始まると思うと朝がつらいんだよね・・・と感じる方もおられると思います。
昨日解説した朝起きられない病気の一つ起立性調節障害です。
具体的にはどのような症状なのでしょうか?
①立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい。
②立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる。
③入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる。
④少し動くと動悸あるいは息切れがする。
⑤朝なかなか起きられず午前中調子が悪い。
⑥顔色が青白い。
⑦食欲不振。
⑧臍疝痛(さいせんつう:強い腹痛のこと)を時々訴える。
⑨倦怠あるいは疲れやすい。
⑩頭痛
⑪乗り物に酔いやすい。
そのほかにも様々な症状がありますが、これら11項目のうち3つ以上当てはまるか、
2つであっても程度が強い場合には起立性調節障害の疑いが強くなります。
症状も朝や午前中に悪く、午後から夕方になると軽減します。また低気圧によっても
症状が悪化することも指摘されています。
小学校高学年から高校生の成長期に発症することが多いとされており、栄養面からのアプローチも
有用であるとされております。ご心配なかたは小学生であれば小児科、中学生以上は内科に
ご相談することを強くお勧めします。
「怠け病」と早合点するのではなく、本人も親御さんも悩み苦しむ前に受診を!!
楽しい学校生活を送れることを祈念しております。