2024.10.24

眠りの借金?

昨日は睡眠時無呼吸のお話でしたが、そんなの関係ないぜ〜〜という方々にも

睡眠不足はかかわりが多い方も多いのではないでしょうか?

人間には一定の睡眠時間を必要としており、それよりも睡眠時間が短ければ、

足りない分が蓄積します。つまり、眠りの借金が生じるのです。これはスタンフォード大学

の睡眠生体リズム研究所のウィリアム・C・ディメント教授が1990年代から使い始めた

「睡眠負債(sleep debt)」の概念です。不足ではなく負債という表現が言い得て妙だなと思います。

気づかないうちにどんどん膨れ上がってしまうことを強調しているのです。怖いですね。

今時、あ〜寝たな〜と感じているのは大谷さん(ドジャース)とうちの長女(高校1年生)

くらいだと思います。長女といってもポンポンではありません。ポンポンも眠りは深くいびきも

かきますが、睡眠時間は私よりも短く5時間ぐらいだと思います(しかもお腹をみせて寝ます)。

ペンシルベニア大学の実験報告があります。「6時間の睡眠を続けると、10日間で集中力や注意力が

1日徹夜した時とほぼ同じになり、4時間睡眠の場合は、2週間で3日間徹夜した時とほぼ同じレベル

まで衰える」と分かったのです。しかも徹夜後ならば疲れや眠気でパフォーマンスの低下を自覚できる

のですが、4時間、6時間睡眠のグループは脳の働きの衰えを必ずしも自覚できないのです。

まさに、小さな睡眠不足が積み重なり、次第に大きな睡眠負債に陥ってしまうのです。怖いですね。

ポンポンももう少し寝た方がいいと思うよ。