2024.12.18

がんばれ大和(ヤマト)ちゃん

大和(ヤマト)というのはうちの愛犬三人の中でも一番若いオスのトイプードルです。

度々このブログに出てくるのは、ポンちゃん(長女)ですが、次女の銀河ちゃんもいます。

女の子に銀河って!?とお思いの方もおられるかもしれませんが、うちの妻のセンスなので

何も発言できません(銀河ちゃん命名に関しては・・・)。

うちのリアル長女(高校1年生)はスルメが好きで勉強しながら噛んでいます。匂いがするので

犬も周囲に群がります。たまに小さいスルメを床に投げて匂いで見つけることができるのかを

試すことがあります。だって、嗅覚の鋭い動物といえば犬じゃないでしょうか。一説によると

人の1億倍とも言われる嗅覚を誇り、それゆえ警察犬や麻薬探知犬として活躍しているのです。

ですが、犬も人間も鼻の上皮細胞にある嗅覚センサーは同じもので、なぜ犬だけ鋭い嗅覚なのか?

いつも疑問に思っていました。実はこれ(犬の嗅覚の鋭さ)は、解剖学者のブローカが1879年に

記述したものが今でも都市伝説のように伝わっているのです。明治12年の話ですよ。

2017年にルツガー大学のマクガン博士が犬の嗅覚について再検証しました。その結果はなんと

人も犬も匂いの感度は同程度だったのです。得手な種類は異なるようですが、犬が優れているのは

誤りだったのです。じゃあ、犬が空港であんなに頑張っているのはなぜなのか?ですよね。簡単です。

鼻を近づけることができるからです。人にとって嗅ぎ続けることは骨が折れるし、恥ずかしいですよ。

問題は警察犬です。3年前のサイエンスという科学雑誌で警察犬による捜索で冤罪が多発しているという

事実が指摘されました。確かに日本でも臭気選別の証拠能力が争われた事案がありますが、警察犬の

匂い照合は物的証拠の代用として認められています。

我が家のヤマトは床のスルメがなかなか見つけられません。警察犬にならなくて良かったねといつも

手渡しで餌をあげています。