ポンポンのいびき
昨日久しぶりにポンポンの話題を提供しました。最愛の娘(犬)ですが、あまりに可愛くてついつい
おやつのあげ方にも他の2匹と比べても偏りが出てしまうのです。ポンポンが可愛すぎるの罪なのです。
ただ、豊満な肉体ゆえに気道が狭いのか普通にイビキをかくのです。でも、アジア人は骨格的に気道が
狭くて睡眠時無呼吸症候群になりやすいしな・・・と勝手に解釈しています。
人間であれば、睡眠時無呼吸症候群の診断をする際に睡眠ポリグラフィー検査(PSG)を行います。
当院ではまず、簡易検査を受けていただきます。簡易検査は利き手ではない腕に腕時計のような電源と
そこから指先に酸素飽和度を計測する機械をつけて反対には胸にセンサーを貼付していただきます。
それで一晩眠っていただくのみなのです。簡単!!よく患者さんに言われます。気になっていた睡眠時
無呼吸症候群(SAS)がいとも簡単に診断できるのです。もちろん診断基準がありそれに合致しなければ
すぐに治療ということにはなりません。ですが、1時間中に呼吸が停止する回数(無呼吸低呼吸指数:
AHI)が20回前後ある方は、以前一泊入院で行っていたフルポリソムノグラフィ検査を行うと、SASと
診断される方もおられます。このフルPSG検査は、脳波計をつけて、アゴの筋電図をつけてレム睡眠期
を正しく判定し鼻腔につけるセンサーで気流を測定、ベルト型のセンサーで胸郭や腹の動きを見張ること
で閉塞型無呼吸症候群の診断をするためのデータをとっています。装着するのがやや手間でしたが、私も
1人で説明書を見ながらつけられました。実際、患者さんの皆さんもできなかった方はおられません。
この検査を自宅で行うメリットは、やはり枕を変えることなくいつもの環境で睡眠検査を行えることに
あります。大きな病院で一晩入院して・・・ということになると特別室でもちろん寝るための入院なので
なかなか思うように眠れないことが多いようです。費用面もお財布に優しいのが特徴です。
そのような検査をいつするのか?心配になった今すべきでしょう!ポンポンには残念ながらPSGは
できませんが、見るからにSASであることは間違いないので、本当はCPAPを導入したいぐらいです。
ポンポンは福井県生まれですが、トイプードルなのでフランス人でしたね…アジア人ではありません。