発熱患者さんに思うこと
発熱外来に思うこと・・・たくさんあります。
イチ開業医として普段の生活習慣病を含めた感染性疾患で通院されている患者さんと
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザウイルス感染症が疑われる人と
一緒のスペースでお待ちいただくことは、私はというか当院では避けるべきことと考えております。
例えば自分が待合室で待っているだけなのに、いつものようにクリニックを受診してうつされてしまった・・・
ということになれば病気を治療に行っているだけなのに違う病気もいただいてしまうという
本末転倒なことになってしまいます。とくに、高齢者のかたや糖尿病などの重症化するリスクが高い方
であっても安心して受診いただきたいのです。患者さんの健康・安全はクリニックが作り出すものと考えております。
狭い待合室でギューギューになって1,2時間も待たされるということになれば感染対策にもなっていません。
医者のマナーが悪いとたたかれているものも目にしますが、患者さんのマナーも今一度考えてほしいのです。
みなさんが安心して受診できる場をつくるためには双方の協力が必要です。熱が出てしんどいことはわかります。
ですが、申し訳ありませんが、困っているのはあなただけではありません。
実際にかぜで受診された方で、院内で問診を伺っていると家族がコロナで・・・とか
解熱剤を服用して今は熱が下がっているのでけど・・・とか
新型コロナウイルス感染症、インフルエンザウイルス感染症などを微塵でも疑っていれば
発熱外来の時間で受診いただきたいです。
玄関にも「発熱・のどが痛い・咳」の症状が3日以内に認める方は院外での診察をしますと
記載しているわけでご理解いただきたいのです。
予約していただいている患者さんのスムースな診療と発熱患者さんの診察時間を分けていることにも
ご理解いただけますと幸いです。小さなクリニックで医者は私一人で対応しております。ご容赦ください。