省エネのあの子
私の通勤路に中学校があります。うちの次男もその中学校に通学しておりますが、私が出発する
時間に彼は優雅に朝シャワーをしております。通勤路の話に戻ります。3、4月の寒い時期の
話ですが、半袖シャツで通学している少年がいるのです。最初は気合が入っているな〜と思って
いたのですが、明らかにオイオイ!今日は寒いよね〜という日にも半袖なのです。
私が今日は着込まないと寒いなと思っていても、彼は常に半袖なのです。次第にライバル心が
芽生えてジャンバーを着ないで出かけよう。彼は半袖で、俺は長袖だ、負けていると考えるように
なりました。鳥肌が立っていないのかな?痩せ我慢しているのかな?と朝から
勝手に考えてしまいます。彼が知らないおっさんが勝手に頭を悩ませていることは知らないと
思います。太っていると寒くないのか?皮下脂肪があるから暖かいのか?色々考えられますが、
これらは間違いと言われています。医学的には暑さ寒さの刺激を感じる(感知する)のは皮膚に
存在する温点と冷点という感覚点なのです。その下にある皮下脂肪が厚くても薄くても無関係です。
しかも、温点に比べて冷点は10倍くらいあるので寒さにより敏感なはずなのです。寒さを感じた
時には体ブルブル、歯はガチガチしますよね?これは皮膚の神経が寒さを感知すると、この刺激
を脳に伝えて、筋肉に痙攣をするように指令が出されるのです。司令を受けた筋肉は痙攣して
熱を発生させて体温を維持しようとするのです。人の体の中で熱の発生源は筋肉なのです。
決して皮下脂肪が燃焼されるのではありません。寒い時におしっこをするとブルブルっときません
か?これは暖かい尿を体外に出すことで熱が奪われるのでその熱を補うために筋肉が痙攣すると
言われています。女性は寒がりと言われることがありますが、筋肉量が少ないので基礎代謝量も
少なく、熱も発生しにくいことからも寒がりなのかもしれません。つまり女性は省エネですね。
東京の両国では真冬でもお相撲さんが着物一枚で歩いているのはどうしてか?という疑問が
湧いてきませんか?お相撲さんは確かに皮下脂肪も多いのですが、筋肉量が桁違いに多いのです。
色々考えて通学中の半袖くんは恐らく、マッチョなのではないかと結論づけました。
マッチョ君に負けないように太っちょおじさんは筋トレに励みます。笑