2025.07.01

血流力を上げてこ〜!

皆さん、活力、生命力、忍耐力など色々と〇〇力はありますが、血流力というのは聞いたことが

ありますでしょうか?血流力を左右する要素として血管と血液に分けられます。

血管において血流力の決め手としては血管内皮細胞があります。聞き慣れないな〜という人が

ほとんどでは無いでしょうか。この血管内皮細胞は血管の一番内側にあり、いろんな化学物質を

分泌して、血管を縮めたり、広げたりする働きをしています。実は身体の中で最大の内分泌器官

を言われていて、その重量は肝臓に匹敵すると言われています。この細胞が正常に働いていれば

血管は柔らかくイキイキした状態を保つことができます。ですが、糖尿病による高血糖、高血圧、

脂質異常症でコレステロールが高値などいわゆる生活習慣病によって働きが低下すると、血管の

病気を引き起こす動脈硬化につながっていきます。血管のしなやかさが無くなり血管の壁が硬く

なります。その後、血管壁内にプラークができて動脈硬化へ進行していくのです。

プラークがなんらかの原因で傷ついて血液に触れると、止血のための血栓や剥がれてしまった

プラークが血管を塞いでしまい、血流を止めてしまいます。これが心臓で起きると心筋梗塞。

脳で起きると脳梗塞になるのです。また、血液中の血小板が活発になると固まりやすく、ドロドロ

血になってしまうのです。

血流の良し悪しはメインは血管の状態で決まります。つまり、血流力は血管内皮細胞が機能して

血管が広がったり縮んだりして、血液を運べる「柔らかい」状態に保たれていることが一番大事

なのです。その次に血液の状態として血小板の働きが活発化しすぎず、固まりにくい状態(つまり

血液サラサラ)の方が、血液は血管をスルスルと流れていくのです。お分かりいただけましたか?