今日は何の日?

毎年9月の最終日曜日は「世界ハートの日」(World Heart Day)らしいです。昔勤務していた
国立循環器病センターでもそんなことしていたかな?と振り返っても思いつくことがありません。
世界心臓連合(World Heart Federation;WHF)のルナ会長の構想に基づいて1998年に発足した
のですが、公式の発足は2000年。WHFとは1946年に設立された「国際心臓学会」が国際心臓連盟
と統合して国際心臓連合となって1998年にWHFに発展したのです。世界保健機関(WHO)と密接に
連携して事業を進めています。1998年にはWHFは「心臓病と脳卒中の予防と管理を通して、とりわけ
低収入の国々の人々が長く、よりよい生活を享受できるように援助する」という事業目的を掲げ、
その活動の一環として発足させた「世界ハートの日」がWHFの最も成功した行事となりました。
日本で運営するのは中山けんみゃくんのCMでお馴染みの「日本心臓財団」です。1970年に経済界と
医学界の協力で発足し市民啓発、学術研究助成、国際協力活動を行ってきたこの財団は、WHFよりも
早い1985年から語呂に合わせた8月10日を「健康ハートの日」としてキャンペーンを実施してきた
「ハートの日」では先輩格に当たります。やるな日本心臓財団!!
発足以来10年目となる2010年の「世界ハートの日」のテーマは、2009年と同じ「健康ハートで
働こう!」(I Work with Heart)でした。我々の多くは起きている時間の半分以上を働きながら過ごして
いるので、職場は心臓疾患のリスクを最低限に抑えるため行動の変化を奨励するよう設定するのが理想的
である」とWHFは説明しています。