2025.11.04
政宗と牛タン
大学でお勤めしていた時は、学会で発表することも大事な仕事であり、日本各地様々な場所へ
グルメな旅へ、イヤイヤ学会に旅立っていました。思い出深いのは仙台です。濱事務長、当時も
大学で一緒に認知症センターで働いていたので、私の行動の一部始終を見ていたのですが、
夜に仙台入りしてまず、牛タン、朝食も牛タン、昼も学会で牛タン弁当、夕食もやはり牛タンと
2泊3日全て食事を牛タンでコンプリートしたことがございます。飽きる?そんなことは滅相も
ございません。毎食牛タンでもいいぐらい食べたいのです。という仙台旅行、いや仙台の学会が
思い出深いのですが、その仙台といえば伊達政宗公。今日はこの話題。
人間は左右に眼球があり、外傷などで片方の眼球が損傷すると3〜4週間後に残った対側に、
ぶどう膜炎の症状が現れることがあります。これは交感性眼炎として有名なようです。私は、不勉強
ゆえ知らなかったのですが、ぶどう膜が損傷することで、ブドウ膜色素(メラノサイト)に対して
自己免疫機能が働くためと考えられています。なぜ外傷でこんなことが起きるのか?
異物と認識されてしまうと免疫が攻撃してしまうのですが、外傷で抗原(ぶどう膜)が免疫系と
接触した際には「異物」として認識されて攻撃を受けてしまうのです。男性の睾丸でも同様で、
睾丸が怪我をすると精巣炎を誘発して男性不妊になると言われています。これを交感性精巣炎として
知られています。独眼竜政宗も、眼球をなくした後にぶどう膜炎を発症したかもしれません。現代で
あればステロイド投与の適応となりますが・・・