動画との付き合い方
皆さんはスマホやタブレットなどで動画見ていませんか?私もついつい見てしまいます。
何も考えずに次から次に新しい話題が出てくるので飽きません。電車やバス通勤されている
人は隙間時間でついスマホで動画をチェックしてしまう・・・思い当たる方は多いのでは
ないでしょうか?動画の視聴は、旅行したり、友人知人と会っておしゃべりするなどの脳を
刺激するk創造的な娯楽や読書とは異なる性質のものなのです。適度に受動的でありながらも
強烈な感覚刺激をもたらすユニークな側面を持っています。なのでダラダラと見続けて
しまいがちなのです。動画の視聴が子供の認知発達に及ぼす影響は関心が持たれていますが、
高齢者の場合はどうでしょうか?英国の研究ですが、50歳以上の成人3662人を対象として
6年間のテレビ視聴習慣による認知能力の推移を追跡。その結果、3時間までの視聴は問題が
ないのですが、3.5時間以上のテレビ視聴習慣は言語記憶の低下をもたらし、視聴時間が
長ければ長いほど低下していくことが判明しました。夜中までテレビを見ることで睡眠時間が
減ったり、睡眠の質が低下することが問題となるようです。動画視聴についても同様で欧米諸国
ではアルコールやタバコを制限するのと同様に重要であるとされています。若年性認知症にも
関与しているのではないかと考えられているようです。スマホの使用も注意が必要で、スマホや
PCから通知が絶えず脳を刺激し、集中力を妨げます。一度集中が途切れると元の集中状態に戻る
ためには平均して23分間を要するので、日中の作業効率の低下や夜更かしの原因となることが
懸念されています。幾つになっても動画の資料時間の管理やデジタルデバイスとの付き合い方が、
脳の健康を維持し、老化に負けない強靭な脳を育むために大切なのでしょう!
結局のところ、喫煙しない、節度ある飲酒、心身ともに活動的であること、バランスの取れた食事、
コレステロールや血圧の管理は年齢を重ねても脳を健康に保つのに役立つのです。生活習慣の改善が
やはり一番大事ということですね。