2024.03.02
オステオカルシンだけじゃなーい
昨日は骨トレの話で終わりました。最後にも記載しましたが、現在骨粗鬆症を治療中の
方は主治医の先生とよく相談の上、「骨トレ」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
やりすぎることも結果的に骨折を招くこともあるのです。過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
食事のことですが、
オステオカルシンを増やしても骨を作り出す材料が体の中にないのであれば、骨粗鬆症は
防ぎようがありません。
骨のための三大栄養素は・・・
①カルシウム:牛乳、チーズ、ヨーグルトなど
②タンパク質:肉や魚など
③ビタミンD:鮭の切り身、シイタケ、キクラゲなど だけではなくて
骨をコンクリートと考えれば、骨をつくる材料を補強する物質も大事です。 具体的には
④亜鉛:カキやホタテの貝類
⑤マグネシウム:アーモンドなどのナッツ類、ヒジキなどの海藻類
⑥ビタミンK:ひきわり納豆、海苔や小松菜といった身近な食品に含まれているのです。
骨粗しょう症は予備軍を含めると2000万人と推定されています。骨粗鬆症検診だけでなく、
外来で骨密度の検査をしてみて必要があれば治療を開始し、同時に骨トレを毎日頑張ることが
長い目で見て要支援や要介護を回避できる手立てになると考えられます。
骨粗鬆症治療を行うことで骨折を50%以上、最近では70%以上の低減させることが可能となり
しかも、早期の介入効果も認められているのですから、骨密度が急激に低下する55鎖前後の女性は
一度、勇気を振り絞って骨密度の検査を受けてみることを強くお勧めします。