2025.12.22

先週は飲みすぎたなぁ〜

と、お悩みの殿方、もしかしたら姫方も飲みすぎていませんか?健康診断の結果を受け取った時には、真っ先に目が行くのは肝機能の検査値ではないでしょうか?γ-GTPの数値を見て、「まだ正常範囲内だから良かった〜」「やばい!要注意マークがついている」などなど一喜一憂されていると思います。10月の時もこのブログで沈黙の臓器として取り上げた話題ですが、γ-GTPは肝臓にある酵素です。肝臓の細胞がダメージを受けていると血液中に溢れ出して数値が上がります。検査値上昇は、肝臓がオーバーワークしている可能性を示すサインなのです。つまり飲み過ぎも一因です。肝臓の働きは大きく分けて3つ。1つ目は解毒です。アルコールや薬物など有害物質を解毒し、無毒にする働きです。2つ目は栄養素の代謝です。糖質をグリコーゲンや中性脂肪という形で貯蔵したり、脂溶性ビタミンや食事から摂取した脂肪を中性脂肪として蓄えます。3つ目は胆汁の合成です。コレステロールを材料に作られます。γ-GTPの値は、飲酒量が多い人ほど上がりやすい傾向が見られます。サプリメントの取りすぎや薬、過食などによる脂肪肝も上昇の原因となります。肝臓は再生能力が大きい臓器ですが、再起不能となれば肝硬変に陥ってしまいます。さらには肝がんへ移行してしまうのです。だからこそ、今の時期避けるべき飲酒行動は、一時多量飲酒(短時間の多量飲酒)、1回の飲酒機会で純アルコール摂取量の60g以上や、不安や不眠を解消するための飲酒行動などが挙げられます。飲酒量が多くなる今だからこそ、いやいやこれからも旬アルコール量で男性が一日20g以下、女性が10g以下に節酒することをアドバイスします。なんだよ、純アルコールって(怒)という方には、わかりやすくいうと、ビール500ml、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯、焼酎1/2杯、ワイングラス2杯、酎ハイ350ml1本が純アルコール20gです。そんな男女差別だ!というならばこの半分を頂けば純アルコール10gになります。めでたし、めでたし。ですが、肝機能低下が見られる方は、節酒の方向へと自己管理する事が必要です。肝臓は痛みを感じる神経がないために、自覚症状が現れにくい特徴があるからです。まさに沈黙の臓器といかにうまくお付き合いするかは、みなさまの飲酒行動次第なのです。