2026.01.15

やせ型女性ほど気をつけて!!

「やせていたら健康!」という思い込みしていませんか?決して私入谷が嫉妬しているというわけではありません。外来でお話しているとどこか「痩せれば健康になる!」と思い込んでいる方が多いことにびっくりします。実際2021年の日本人が執筆した医学論文で全国3万人の方を対象に「やせていると糖尿病になりやすいことを知っているか」の問いかけに対して、知っていると答えた方は10%くらいでした。日本の中高年はやせている人の「糖尿病発症リスク」が肥満者と同様に高いことが分かってきました。やせ型の女性は若い時からすでに、将来糖尿病を発症するリスクがあることが明らかになったのです。やせ型の女性は標準体重の女性(約1.8%)に比較して耐糖能異常をきたすことが13.3%と7倍も高いのです。耐糖能異常というのは食後に血糖値が急上昇して正常値に戻らない状態のことを言います。わかりやすく言うと、「糖尿病予備軍」とか「境界型糖尿病」と言います。実はこの研究18歳から29歳の女性に対して糖尿病の診断に使われる検査を行ったのですが、この13.3%という数値は肥満・糖尿病大国として知られるアメリカの同世代の肥満者よりも数値的に高いレベルなのです。今日話題にしている「やせ型」というのは、体重を身長(メートル)で2回割った数値のBMIが18.5未満を指します。私であれば、 78kgで身長168cm(1.68m)なので 78➗1.68➗1.68で27.6あるので文句なしの肥満です(笑)。日本は先進国の中でも痩せている若い女性の割合が最も高く、5人に一人、約20%がやせ型に該当します。このやせ型女性の特徴は、食事量が少ない、あまり運動をしないということが特徴的であります。少食→動く元気が出ない→運動不足→お腹が空かない→少食という悪循環が見られます。これはエネルギー低回転型と言えます。筋肉量が減少していることで筋肉に取り込まれる(貯蔵刺される)はずの血糖が血中に残存するので血糖値が高くなってしまうのです。そのため筋肉量の減少→糖の筋肉への取り込み減少→高血糖となり糖尿病のリスクが高くなるのです。筋肉は裏切らないそうなので筋肉をつけましょう!