そんなにいるの!?糖尿病患者さん
皆さんの周りにも糖尿病患者さんはいると思います。祖母が・・・とか父が・・・などと身近な方にも多いと思います。日本における糖尿病患者数は、年々増え続けていて2007年に890万人、2012年に950万人、2016年には1000万人を突破し、一昨年の2024年には約1080万人と推定されています。日本の人口が減り続けているのに患者数は増え続けているのです。これは実は認知症も同じことが言えて2040年までは高齢者が増えるのですが、その後人口減少とともに高齢者が減るのですが、認知症の患者さんは横ばいなのです。一定数の患者さんがいて母数(人口)が減るからです。脱線しました。話を糖尿病に戻します。糖尿病予備軍とされる境界型も1000万人ほどいると言われています。つまり約2000万人が糖尿病またはその一歩手前の状態なのです。単純計算で国民の約6人に1人です。決して珍しくなく、誰にとっても身近な病気なのです。20歳以上に換算し直すと、さらに約4.7人に1人が糖尿病かその疑いがあると言われます。ある研究では30代の会社員が35年後に糖尿病になる確率は3人に1人と推定する報告もあります。これは日本に限ったことではなく国際糖尿病連合(IDF)の統計によると、世界の糖尿病患者数は2050年には9億人近くに達すると予測されています。つまり地球上の8人に1人が糖尿病になる時代が迫っているのです。日本のみならず世界的に増えているのはなぜか?皆さんは「倹約遺伝子」なるものを聞いたことはありますか?今でこそ飽食の時代ですが、人類は飢餓との戦いでした。食糧が安定的に得られない時代に、少しの栄養でも効率よく体に蓄えられる遺伝子を持つ、つまり倹約遺伝子を持った人が生き延びやすかったのです。脂肪を溜め込み、エネルギーを節約して生きていく仕組みこそが人類を進化させて繁栄をもたらしたのです。食事そのものが、高脂肪・高糖質の食事が溢れ、糖分たっぷりの飲料を日常的に摂ってしまい体を動かすことが減る日常生活にエネルギー過剰な状態は、糖尿病に直結してしまいます。今では発展途上国でも糖尿病患者数が増えてきています。それは経済成長に伴って食生活が欧米化して生活が便利になったことに起因するものと考えられます。