年忘れ・・・とは言うものの
忘年会たけなわですね。もう3、4回やっているよと言う強者もおられるでしょう。ほとんどの方は来年度の新年会に備えているのではないでしょうか。私が大学に在籍していた頃は確かに部署ごとにやっていたような気もします。今はクリニックで1回だけです。忘年会は、職場や友人同士が集まって、今年一年を振り返りながら懇親を深めて、来年への英気を養ったり、決意を新たにしたりすると言うのが建前上の目的になるのでしょうか。結局ただ飲みたいだけかも・・・なのに、なぜ「年忘れ」と呼ぶのでしょうか?今年一年ろくなことがなかった、と言うのであれば、忘れると言うことも一つの手だと思います。人生そんなに悪いことばかりでもないと思いますがね〜脳の機能的に「忘れる」と言うのは、記憶を失うことになります。人が物事を覚えた時に、それを全て脳に留めているわけではありません。物事の記憶をいくつかの要点に分解して脳に残すのです。この要点のことを記憶痕跡(エングラム)と言います。おそらく、こうしてコンパクト化しないと次々に入ってくる記憶をためることができないからでしょう。思い出す際にはこのエングラムを呼び起こして脳の中で組み立て直すのです。実はこのエングラムもいずれは消えてしまうのです。物事を覚え続けるためには、時折おもiAdす作業が必要なのです。学校で授業を受けたら「復習」しなさいと言われるのは実は理にかなっていて、記憶を持続させる最良の方法なのです。そう考えると、忘年会で今年を振り返ると言うことは、むしろ今年のことを忘れないようにしていることになるのです。つまり、思い出話をして記憶更新をしているのです。記憶を整理して決着をつけると言う前向きな作業とも言えますね。やはり多いに年忘れすべきなのでしょう。でも酒の量はほどほどにね・・・