寒い朝に思うこと
訪問診療の途中に食べ物屋さんに入って急いで昼ごはんを頂く事があります。お店にもよるのですが、作業着を着て恰幅の良い(私も十分良いのですが・・・)方が、汗を書きながら食事をしているシーンをよく見かけます。その方は特に急いでいると言う訳もなく、同僚と談笑しながら食べているのです。気温や室温が暑いといわけでもないのに、なぜでしょうか?食事をしていると自然と体の中がカッカしてくるのです。とてもお腹が空いて辛いくらいになってから食事をしてみると、もちろん満腹感も得られますが、同時に体の芯がポカポカしてくることを実感した人も多いと思います。「それは食事をしてエネルギーが入ったからでしょう!暖かくなるのは当たり前!」と考えたからも多いのではないでしょうか。しかーーーし消化吸収したエネルギーの一部は、自動的に熱となって失われる事がわかっています。この現象を特異動的作用と呼びます。エネルギーが熱になって失われると言っても、失われる分のエネルギーによる熱が体を温める効果があるので、あながち無駄でもないのです。特異動的作用は栄養素によって異なります。糖質は摂取したエネルギーの6%が、脂肪では4%が熱となります。なんと驚きのタンパク質では30%になります。つまりタンパク質は体を温める栄養素と言えるのです。熱いかけうどんと一杯の冷えた豚カツでは、豚カツの方がタンパク質を多く含むので結果的に体をしっかりと温めてくれるのです。今日から2月です。まだまだ寒い朝が続くと思います。朝の通勤、通学、仕事や家事を暖かくスムーズに始めるには、タンパク質が豊富な朝食がオススメです。牛乳に卵とハムですね。和食で行くならば焼き魚に味噌汁と納豆ですね。これも先人からのメッセージなんですね。驚きです。