2026.02.09

アルコールは飲んでいいの?

昨日のブログの続きです。よく聞かれる質問で、お酒は飲んでいいのでしょうか?それとも一滴も飲むなと言うことでしょうか?もちろん、アルコールは痛風の原因となる血清尿酸値を上昇させるために、アルコール摂取量が多いほど痛風のリスクが高まります。そのためには適切なアルコール量に抑える事が重要です。内因性のプリン体としては、アルコールの過剰摂取で代謝によりプリン体の分解により血清尿酸値を上昇させてしまいます。外因性のプリン体としては、アルコールの中でもやはりビール。ビールの飲み過ぎには注意が必要です。ビールには酵母や麦芽由来のプリン体が多く含まれているので、血清尿酸値が上昇しやすくなるのです。具体的に言うと1日あたりの純アルコール量で男性20g程度、女性はその半分程度の量が望ましいとされています。ワインは約148mlまでは血清尿酸値をあげないとされています。血清尿酸値への影響を最低限に保つ摂取量の目安としては、1日あたりで日本酒1合(180ml)、ビールロング缶・中瓶1本(ただし銘柄によりプリン体含有量は異なる)、ウイスキーダブル1杯(60ml)です。この目安よりどれくらい多いのかを尋ねて、行動変容させるのが我々の仕事だと思っています。アルコールを飲む理由やシチュエーションを聞く事があるのですが、ただ知りたいのではなくて、生活背景を垣間見ることでより具体的な提案をしたいためにお伺いしているのです。これもよく言われるのですが、「先生、プリン体OFFだから何本飲んでもいいよね?」答えはダメなのです。尿酸値を上げる原因は、プリン体だけでなく、アルコールにもあることを忘れてはいけないのです。つまりプリン体の有無に関わらず、アルコールは適正量に抑えなくてはいけません。アルコールの適正量は男性20g程度、女性はその半分程度が望ましいとされます。例えばビール350ml(アルコール度数5%)の純アルコール量であれば、350ml✖️(5%/100)✖️0.8(比重)=14g(純アルコール量)ということで、アルコール度数の高いお酒を飲んでいる方には度数の低いお酒に変える、飲む頻度を減らすなどが必要になってきます。でもプリン体OFFを選択するなんて、治療意欲があると私は認めたいな〜偉いな〜