2026.02.16

センテナリアンって知ってます?

センテナリアン(centenarian)という言葉を知っていますか?百歳老人とか百寿者という言葉の意味です。110歳以上の方になるとスーパーセンテナリアンと呼ばれるらしいです。なんだかスーパーサイヤ人みたいですね。センテナリアンというのは1世紀以上を生き抜いたという意味があるようです。2018年の住民基本台帳による都道府県・指定都市・中核都市からの報告によると100歳以上の高齢者の人口は、1963年には153人でありましたが、1981年には1,000人を超えて、1998年には10,000人を超えました。さらに2012年には5万人を超え、2018年には69,785人となり急増しているのです。さらには2018年の100歳以上の高齢者の男女比は女性が61,454人で全体の約88%ほぼ9割が女性ということになります。センテナリアンが日本に限らず世界でも圧倒的に女性が多いことも確認されています。センテナリアンの家系には長寿者が多いことも分かっています。東京都長寿研の研究によると両親共に寿命が70歳以上は38.7%、片親が70歳以上は42%であったことから、センテナリアンの親の時代(江戸時代末期)では、日本人の平均寿命が20歳代であったことを考えると、長寿家系の存在は確実と言えます。押し並べてセンテナリアンの人たちは物事にあまりこだわらない性格らしいです。そうでなくてはなり得ないのかもしれません。状態としては全体の約8割の方が要介護であったり、認知症だったり、寝たきりだったりとなんらかの機能低下を有しております。認知症がなく、自立している機能の高い方は全体の2割程度となっています。ほとんどの方は既往があり慢性疾患を有しております。ですが、4つの特徴があります。①アルブミン値の低下(栄養低下)、②炎症反応が亢進する、③糖尿病が少ない、④動脈硬化が少ないとのことです。①と②は致し方ないとしても③と④は食生活が多いに関与すると考えるのが普通だと思います。ですが、センテナリアンの食生活=長寿法と考えるのは誤りです。なぜなら彼らの若い時代の食生活は、明治・大正の粗食時代の日本人のごく普通の食生活だったからです。センテナリアンと同じ食事をとっていた99.9%の日本人は若死にであったことを頭のどこかに入れておかなくてはいけません。現在の日本が今日の長寿国になれたのは、穀物中心の粗食から動物性食品を積極的に導入した食生活の転換があります。センテナリアンになるには、当たり前のことですが、好き嫌いせずにバランスの取れた食事をする事が好ましいと思います。