2026.02.26

ボケた!と思っても…

家族の方が急に台所で放尿したり、同じことをなん度も言って辻褄が合わない会話になったりすると、つい「ボケたかな?」と思いますよね。皆さんが心配する認知症はゆっくりゆっくりと進行していき、なかなか気づかれないことも多い疾患です。実は内科tきな病気が隠れていて治療すれば、認知症が治った可能ように見える場合もあります。ですが、医者もそうですが、はなから認知症と決めつけてしまうことで、取り返しのつかないことになってしまうこともあるのです。何らかの病気のせいで意識障害や精神症状が出ているものを「せん妄」と言います。多くの精神疾患は若年発症であり、40歳以上で初めての精神症状が急に出現した場合は、まずは治しうる病気、つまり「せん妄」から考えるべきでしょう。急性の精神症状であれば精神科受診をオススメしますが、慢性の場合はまず内科にご相談ください。脳梗塞の場合、言語野に梗塞を起こす事で失語症となり会話が困難となります。低血糖の場合も意識低下と約3割の方は怒りっぽくなります。糖尿病治療中でアルコールをたくさん飲む方は注意が必要です。ここ1〜3ヶ月以内で頭をぶつけた人も要注意です。慢性硬膜下血腫と呼ばれる頭の中に血が溜まって脳を圧迫する病気もありえます。徐々に元気がなくなり「何だか変なんだよ、アッハッハっ」と繰り返している患者さんに頭部CT検査をすると慢性硬膜下血腫が判明して急性期病院に搬送して緊急手術となった方もおいでます。この慢性硬膜下血腫になる方は、大概お酒飲みのおじさんorおじいさんと相場が決まっています。飲酒により脳が萎縮して脳と頭蓋骨の間にスペースができてしまうために、そこにある細い静脈がぶつけた刺激でブチっと破れる事でじわじわと出血してしまうのです。細い静脈なので、溜まって来るまでに相当時間がかかってしまい発見が遅れるのです。高齢者の方であれば、薬剤性特に7剤以上のお薬を飲んでいる人、抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)を漫然と内服している人、甲状腺機能低下症やビタミンB12・葉酸欠乏症の場合も活動性が低下することがわかっています。老年期のうつ病を認知症と誤診されている場合もあります。感染症で認知機能低下というパターンもありますが、発熱など炎症反応が前景に出て来るのでわかりやすいと思います。原因検索は我々にお任せください。一度ご相談だけでも当院ソーシャルワーカーにしてみてください。お悩みが吹っ飛ぶかもしれませんよ〜。