2026.03.05

漢方薬!

外来で漢方薬を処方しようとすると、「漢方は効果が現れるまでに時間がかかりますよね?」と言われることが多々あります。それは大いなる誤解であります。体質改善のためであれば根本的な変化を実感するまでには月単位で時間がかかる場合もあります。ですが、処方と体が欲している反応がマッチしていれば2週間もすれば手応えを感じる方が多いと思います。即効性のある漢方であれば早くて1分もしないうちに遅くても数日〜2週間で効果が出るケースがほとんどです。有名な漢方を専門されている先生が話していたこととして、中国4000年の歴史の中で今ま新型コロナウイルスなどの急性の感染症が流行った時代でも漢方で乗り切ってきたのは、ある程度の即効性があり、治癒させてきた歴史があるからですと説明を受けました。確かに。病気退行する手段として漢方は古代から一役買っていたのでしょう。喉がいがらっぽい時に、桔梗湯(ききょうとう)を白湯に溶かして口に含み、1分ほどガラガラとうがいをしてみて、その後ゴックンと飲むと痛みが和らいでいるはずです。飲むの〜?と思うかもしれません。黙って、飲みましょう(笑)。風邪の初期症状に処方している葛根湯(かっこんとう)、最近は薬局で購入して内服しましたが…と言われる人もおられます。実は葛根湯は肩こりや眼精疲労にも効果を発揮するのですが、内服してから15分程度で症状が楽になることもあります。花粉症のくしゃみや鼻水に処方する小青竜湯(しょうせいりゅうとう)も内服してから15分〜30分ほどで効果が感じられます。最も私が信用しているのは、個人的にですよ、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)です。これはよく「足が攣る」という方に処方する漢方薬ですが、私は3度経験した尿管結石の痛みにも効果があるのです。女性の陣痛に匹敵すると聞いていたので、女性の偉大さを実感しました。その激痛たるや、痛みで嘔吐するほどなのです。その痛みが5分ほどでスッと引くのです。もちろん個人差はあると思いますが、常備しておけば安心です。合わせて結石を排石させることを促す猪苓湯(ちょれいとう)と尿管結石用の西洋薬も併用し痛みの緩和と並行して結石そのものへの対処を行えば効果抜群です。30代を過ぎると女性は、月経前後や更年期に「症状のデパート」のような不定愁訴、多愁訴と呼ばれる症状が出てきます。私は女性更年期の専門家ではありませんので婦人科の先生にご相談することをお勧めしています。当院では積極的に漢方処方も自費診療ではなく、保険診療しております。すべての症状にお答えできるとは限りませんが、ご相談いただけましたら幸いです。お待ちしております。