毒と薬は紙一重!?
昨年の夏に動物と触れ合うことができるイベントがあって、娘が行ったのですがなんとサソリを頭に乗せて写真を撮っているではありませんか!!サソリといえばあのしっぽみたいなものに刺されて毒が回る!=死。なんて、勝手に想像したのですが、実際はこれくらい(両手のひらサイズ)のサソリであればあまり刺されても支障ないとのことでした。その飼育員の方も刺されているけれど多分大丈夫とのこと。エビデンスがない話を私が信じるはずもなく・・・毒と言ってもいろんな成分がありますが、身近なもので言うとハチの毒でしょう。特に免疫反応を過剰に引き起こすものがありますが、そのために痛みや腫れ、痒みなどを引き起こすのです。ある種の植物や微生物、ヘビやサソリやクモが持つ毒は神経毒と呼ばれます。神経毒は神経に作用して、神経伝達を遮断したり過剰にしたりする毒のことで、脳まで届かずに、末梢神経に作用して、筋肉の動きなどに影響を及ぼします。脳に届く物質として代表されるのは、カフェインとニコチンですが、神経毒ではありません。フグ毒も有名ですよね。テトロドトキシンと言います。摂取する事で神経が電気を発生したり、発生した電気を伝導することができなくなったりすることで、麻痺を引き起こします。これが、呼吸や心拍をつかさどる神経や筋肉に作用することで死に至るのです。トリカブトも似ています。毒の主成分がアコニチンでナトリウムイオンチャンネルの働きを過剰にする作用があります。これも神経伝達が正常に行えずに死に至ります。ヘビ、サソリ、クモの持つ毒には、神経のシナプス伝達(神経細胞のつなぎめ)に作用して神経情報のリレーができなくなる作用を持つものもあります。神経からの情報が筋肉に伝わらなくなって、麻痺や呼吸困難ひいては心停止を引き起こすために大変危険なのです。こんなことを知っていて頭にサソリなんてなせれる訳ないよね〜怖い怖い。