2026.03.29

君は公家(くげ)なのか!?

人間の表情はさまざまな要素の位置関係によって決定します。中でも眉はとっても大事なアイテムです。眉が下がれば笑った顔や困った顔になります。眉が上がれば怒り顔、眉を顰めれば不満な顔になるといった具合です。顔で眉が目立つのは尾毛が生えているからで、眉毛を剃ってしまった顔は、無表情に見えてなんだか非常に不気味な感じを与えるのです。ところで、眉毛は人間だけが持っていることをみなさんご存知ですか?カエルやトカゲはもちろんですが眉毛はありません。犬や猫も顔一面に毛が生えているので眉毛とは言えません。人間に近いチンパンジーやゴリラは眉は盛り上がっているものの、眉毛はありません。どうも人類は全身の毛を失う代わりに眉毛を獲得したようなのです。入谷家の3匹のトイプードルのうち2匹は黒ですが、1匹は真白の大和(ヤマト)くんがいます。なんだか地味な顔をしているので、マジックで眉毛を書こうとも思ったのですが、妻に怒られたのでやめました。学生時代、お付き合いをしていた女の子が朝起きると眉毛がなく、まるで平安貴族の眉(マロのような)になっていてびっくりしたことがありました。思わず「君は公家なのか?」と聞いてしまいお付き合いが破綻したことがありました。口にしていいこと、ダメなことを20代前半で学ばせて頂きました(笑)。人は顔の表情を作る表情筋という筋肉が他の動物と比較してことのほか発達しているのですが、これと眉毛の存在が相まって、表情が豊かになったと思われるのです。豊かな表情は、人と人の間のコミュニケーションのために書くことができません。表情を見ていれば、たとえ言葉が通じなくても、考えていることがわかったりするからです。というわけで、眉毛の最大の役割はコミュニケーションであると言えます。生理学的には眉毛の役割として、額の汗から目を守る、ゴミを取る、飛来物から目の周囲を守るなどと書かれた書物もあります。ですが、私はおそらく違うと思うのです。もしそれなら猿も持っているはず。眉毛はお互い助け合って社会を作らなければ生きられない人にとって必要不可欠なのです。感情表現って奥深いですね。