あなどるな!咳ぜんそく
みなさん、「咳ぜんそく」という病気聞いたことありますか?「咳ぜんそく?喘息じゃ無いんだから大丈夫!」と思っていませんか?実は放置すると本当の喘息に移行することがあるんです。喘息になることを未然に防ぐためにも、咳喘息について正しく知っておきましょう。咳喘息の原因は喘息と同じで下気道で起こる慢性的な炎症です。ですが、炎症が起こっているのは主に気道の太い部位で、喘息に見られる、気道が狭くなる事で生じる「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴はありません。咳喘息の症状は長引く咳というのが特徴です。喘息とは全く別物なのです。大事な事なのですが、唯一の症状である長引くせきがあっても、それが風邪が原因なのか風邪をこじらせたことによる咳なのか、咳喘息なのかは見極めは困難です。薬で咳が治れば咳喘息が治ったと誤解する人も少なくありません。ですが、咳喘息の人の3〜4割の人たちは本当の喘息に移行すると言われています。咳喘息は喘息の前段階とも言えるのです。我々が咳喘息を疑うポイントは、①痰のない咳が8週間以上続いている、②きっかけのないせきが突然で始める、③夜中や明け方に咳が出やすい、④もともとアレルギー体質です。咳喘息として診断を受けて処方された吸入ステロイドを使うと、一時的に気道の炎症が緩和してすぐに外装の症状は改善します。ですが、それで安心してはダメです。気道にはしつこく炎症が残っているのです。薬をやめてしまうと、症状がなくなっても炎症は続いて粘膜が傷つき、より過敏になって温度差・湿度差・強いニオイなどの刺激でも気道が収縮しやすい状態にな理、咳が出やすくなります。治療を継続せずに再発と治療を繰り返していると、昨日も出た「リモデリング」が起きて気道が狭くなっていくのです。昨日の喘息と違って、咳喘息は気道の太い部位での炎症なので根治ができる病気です。ただ、炎症がダラダラ続いてしまうと気道の奥深く細い気道に広がってしまうと完全に炎症を抑えることができないために根治は難しくなるのです。治療法の基本は吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激役という気管支を拡張させる薬を配合した吸入薬です。1週間程度で咳は治りますが、症状がなくなっても治療を継続する必要があります。目安は3ヶ月と言われています。みなさん通っていただけますか??