風邪がよくならない
風邪をひいてから鼻をグズつかせていたのは一月前からだったかな?そんなに長い間悩む風邪なんてあるのかしら?そんな悩みを抱いている人もおられるはず。今の時期は花粉症かもしれないとも・・・頭がぼっ〜としていて何事にも集中できない。左右どちらかまたは、両方が痛いこともありますが、ティッシュで鼻をかむと鼻水が黄色っぽいとくれば、普通の風邪ではなく花粉症とも言いにくいですよね。そもそも風邪はよくある感染症で、ほとんどは自然に治ります。1週間から10日くらいで良くなるはずなのです。風邪の原因は9割が何らかのウイルスです。種類はたくさんあります。そして残りの原因は細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどです。感染する場所は鼻、咽頭、喉頭つまり鼻と喉なのです。これらを医学っぽくいうと上気道となります。上気道の炎症には共通の症状があって、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、喉の痛みなどがあります。全身の炎症によって、だるさ(倦怠感)や発熱といった全身症状も出現します。これがつまり、風邪の症状なのです。最初は風邪だなと思っていてそのうちに治るだろうと思っていても治らない。そんなこともありますよね。風邪のウイルスにはそれ自体の治療薬がないのです。治療しようとしても対症療法となります。一部のウイルスにはウイルスを直接ターゲットにした治療薬やワクチンがあります。インフルエンザとか新型コロナウイルスです。昔から「風邪は万病のもと」と言われていました。現代医療がないことはもちろんそうでした。ですが、現代でも風邪の症状が長引いたり、変化があれば別のことも考えなくてはいけません。風邪の症状が長引くとき、感染が気管からかき道に感染が広がっているかもしれません。気管支炎や肺炎になって、咳嗽や痰、高熱、呼吸困難と重症になっていきます。ウイルスで弱っている粘膜に細菌が取り付いて病原体がウイルスから細菌に置き換わることもあります。一度治りかけていたのに風邪がぶり返した感じになって細菌感染が重なり膿のような鼻水が出たことで、さらに、頭痛や頬が痛かったりすると副鼻腔炎を合併していることが予想されます。急性副鼻腔炎であれば治療は抗菌薬です。ペニシリン系の抗菌薬が選択されます。細菌が一掃されるまでに2週間くらい内服を継続しなくてはいけません。これが治りにくくなると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になるのです。風邪も侮るなかれ!