タバコを吸っていますが・・・
タバコを吸っている人つまり喫煙者の方によく言われることです。立場上外来で、禁煙しないんですか?と尋ねると、禁煙することで体重が増えてしまうのでは?ということを心配される方が意外にも多いのです。それでも答えは簡単!肥満で喫煙者の方には禁煙を「勧めるべき」なのです。その理由として、3つあります。①喫煙と肥満の関係:喫煙と肥満との関連を示した論文では、BMIと喫煙との関連は認められなかったものの、内臓脂肪面積は喫煙量が多いほど増加するのです。U字型またはJ字型の関連性があるとされています。UだとかJだとかわかんな〜い、という人のために、内臓脂肪面積が多くても少なくても喫煙量が増えてしまうことです。つまり内臓脂肪が丁度良い人たちは喫煙量も少ないということです。極論かもしれませんが、痩せるために喫煙する人たちもいるかもしれませんが、喫煙は体重コントロールに決して良い影響を及ぼさないと言えます。したがって、喫煙が肥満に悪影響を及ぼしている可能性も考えられるので禁煙を勧めるべきなのです。②禁煙と体重増加:禁煙をすることによって体重が増えるとされています。禁煙により体重が増える理由として、禁煙によって基礎代謝が落ちて、食欲が増加することが一つの要因です。この体重増加に関してですが、増加しやすい人の特徴として、禁煙前の喫煙本数が多いこと、禁煙補助薬を用いていないこと、身体活動量が少ないこと、長期間の喫煙習慣を持っていたことなどが挙げられます。実際禁煙することで一時的に2型糖尿病のリスクが22%増加すると報告されています。禁煙して6年以上経過した場合は、喫煙を継続している人たちと比較しても体重増加に伴う心血管疾患による死亡のリスクは半分に抑制されるのです。つまり、何が言いたのいのかというと「禁煙で体重が増えたとしても、禁煙によるメリットは明らかに『大』なのです。③禁煙による体重コントロール:米国からの報告ではあるものの、12万人の女性2年間のコホート研究によると、喫煙した1,474人は2年間で2.4kgほど増加したものの、運動習慣があれば尚更体重増加を抑制できるのです。運動の量としては、Metz・時間/週とあって、早歩き程度の運動の場合は1週間で4時間程度なので、実践の可能性も高いと考えられます。参考になりました?