γーGTPとの付き合い方
5月20日にもこのブログでγーGTPについて取り上げました。なかなか良い反響でもっと詳しく聞きたいと要望がありましたので、本日もとりあげます。皆さんの中にも筋金入りの酒飲みの方もおられると思います。そんな方々は、健康診断の「数値の悪さ」を自慢していませんか?特に「γーGTPが3桁だったんだぞ~」ってなことを言う方も多いように思います。そもそもγーGTPはお酒のみの人が高値であることはわかるけど・・・という人が大半なのではないでしょうか。このγーGTPは胆管の細胞に多く含まれる酵素で、肝細胞にもあってタンパク質を分解して肝臓の解毒作用にもかかわっているのです。胆管が障害されたり、肝細胞でのγーGTPの量が増えてくると、血液中にγーGTPが流れ出てくるので、肝機能の指標として使われます。基準値は男女で差がありますが、ざっくり50IU/L以下となっています。酒を飲みすぎて肝臓に脂肪がたまる「アルコール性脂肪肝」になると、γーGTPの値は高くなります。100を超えるような場合は脂肪肝などの肝臓の障害や胆道系の病気である可能性があるので、医療機関を受診すべきです。ただし、γーGTPはアルコールに敏感に反応するので、肝臓に障害がなくても普段からよくお酒を飲む人は高値になるのです。一定期間禁酒して検査をすれば下がりますが、禁酒後の検査においても高値であれば肝臓などに障害がある可能性が高くなります。お酒に強い人はたくさん飲んでもγーGTPがあまり上がらない場合もあります。そのため、ASTやALTにも注目しなくてはいけません。AST,ALTの基準値は5~30IU/Lですので、100を超す場合は脂肪肝や慢性肝炎の疑いがあります。ASTは筋肉や赤血球にも存在しますが、ALTは主に肝臓に存在します。もしALTがASTよりも高くなる傾向があれば、肝臓に慢性的な障害が起きている可能性があるのです。