2026.06.05

夜間頻尿は30歳代でも約半数にあるんだって〜

夜間、就寝中に排尿のために1回以上起きてしまうのが夜間頻尿です。内科外来でもしょっちゅうお困りごととして相談されてきましたが、当院泌尿器科を開設するにあたって大方の満足度数が上がることを期待しております。夜に起きなくてはいけないというのは本当に辛いですよね。私は医者になってこのかた、夜に緊急事態で呼ばれるということを普通に経験してきました。おそらくそのため寿命が縮まっているのではないかとも思います。それが皆さん、普通に起きているのであればやはり身体にはよろしくないですよね。30歳代でも約半数の人が悩み、年齢が高くなるほどその割合は増えてきます。一晩に2回以上起きる人もいて、70歳代では男性で約4割、女性で約2割が該当します。夜間頻尿は睡眠の質の低下、日中の疲労感、集中力の低下などにつながり、一晩に2回を超えると、日常生活への悪影響が大きくなります。夜間頻尿には大きく3つのタイプに分けられます。「夜間の尿量が多いタイプ」、「膀胱にあまり尿を溜められないタイプ」「睡眠障害タイプ」があります。タイプによって有効な対策が異なります。まず、ご自宅でできることとして排尿日誌なるものをつけると良いでしょう。日付、起床時間、就寝時間、排尿時刻、排尿量を記録するのです。その日の体調や尿漏れ、尿意切迫感、残尿感はメモにしておくと良いと思います。皆さん、排尿量って病院じゃないんだから〜と思いませんでしたか?これはペットボトルの上を切って計量カップにメモリをつけたい量の水を入れてペットボトルにメモリをつけると代用できるのです。50ml刻みで充分だと思います。この排尿日誌の記録の特徴として1日分の記録は起床後2回目からの排尿から翌日の起床直後の排尿までです。翌朝1回目の排尿を含めることを忘れないようにしてください。夜間頻尿のタイプを知るには3日ほどの記録が必要です。連続でなくても良いのです。外出予定がない、終日自宅にいるような日に行うと良いと思います。夜間の尿量が1日合計の尿量の33%を超えるようであれば夜間の尿量が多いタイプで加齢や水分の過剰摂取が疑われます。また、日中の排尿回数が8回以上であれば過活動性膀胱などの膀胱に尿を溜められないタイプになります。排尿量は正常だけど夜間に頻尿になる人は睡眠障害タイプが疑われます。まずはいりたに内科かかりつけクリニックの泌尿器科外来にご相談くださいね。スタッフ一同皆さんのお困りに向き合います。