おかぁ~さん、お茶!

サザエさんの波平さんが、奥さんのフネさんに言っていそうなセリフですね。

熱いお茶を好まれる方もおられると思います。ですが、じつは体に良くないのです。

芸能人でいえば、やしきたかじんさん、桑田佳祐さん、藤田まことさん、赤塚不二夫さん

など多くの方が経験されている食道がんとの関連性が示されております。

残念ながら日本の論文ではないのですが、イラン人5万人を対象とした研究で

普段飲んでいる飲み物の温度で、70度を超える熱いお茶を飲む人は、65度を

下回るぬるいお茶を飲む人よりも食道がんの罹患率が8倍高かったという報告があります。

イラン北東部のゴレスタン州ではあつ~いお茶が好まれていたようです。

南米でもビタミン・カルシウムが豊富なマテ茶と食道がんの関連が調べられましたが、

マテ茶と食道がんの関連はなく、熱ければ熱いほど食道がんのリスクが上昇したという結論でした。

なぜ熱い飲み物がダメなのか?明確な照明はなされておりませんが、食道の粘膜を損傷させて

その膜の修復作業で細胞分裂が繰り返されることで、がんになりやすいのではないかという説

があります。日本人は熱いお茶やコーヒーを好む習慣があるので注意が必要です。

ただし、程度問題であるので、毎日いれたての熱い紅茶を飲む習慣がる人や

毎日自販機のホットコーヒーを飲んでいる人など、頻繁に熱い飲み物を飲む習慣がある人は

気をつけるべきでしょう。それに加えて、喫煙者・飲酒量が多い人は食道がんのリスクが高いと

いわれています。「タバコ・酒・熱い飲み物」この3点セットを好んでいるあなた!!!

要注意ですよ。日本人に決して罹患率が高くはない食道がん、油断してはいけません。