2024.05.30

先生この薬飲んでいい?

よくある話ですが、家の掃除をしていたら前にもらった薬が出てきたのよ~

だから今回は少なめで処方して頂戴!というお話です。

病院や診療所で処方される薬は、製造の段階で3~5年経過しても効き目が変わらないように

品質管理してつくられています。市販の薬は外箱に使用期限が書いてあるので

ご自身で確認できます。使用期限の目安はあくまで正しい保管方法で

置いてあった場合です。基本的に薬は「その時、最適なもの」を我々が処方しており、

現在の自分に合うかどうかはわかりません。できれば長期間置いているものであれば

一度、医師や薬剤師さんに相談してから使用することをお勧めします。

ここで豆知識として・・・本当はちゃんと内服して欲しいのですが

室温保存のもの:カプセルや錠剤、一般的な塗り薬などは1~30℃

冷所保存のもの:シロップや坐剤は15℃以下

冷蔵保存のもの:インスリンなどは2~8℃ 開封後は室温保存に準じます。

薬の種類によっては使用期限や有効期限が記載されていることもあります。

これは、未開封でという条件付きのものです。開封後はおおよそ1年と考えてください。

シロップや点眼液は、開封後に品質が変わりやすい「なまもの」と考えて

処方日数内で使用するようにしましょう。

残薬が大量にあった場合、かかりつけ薬局の薬剤師さんに相談して、シートに記載されている

GS1コード(バーコード)から製造時期がわかるので相談するもの良いと思います。