2024.06.18

今から熱中症予防

熱中症は体温が上昇しすぎることで、体内の塩分・水分のバランスが崩れてめまい、

けいれん、頭痛などの体調不良が起きている状態です。熱中症による死亡も少なくありません。

今年は4月に急激に暑くなり熱中症患者さんもみられております。つまり、夏にだけなるもの

ではなくて、1年を通じて熱中症リスクがゼロになることはないのです。

特に、5月から暑くなり始めて暑い日が続いておりますが、まだまだ体が慣れていないために

注意が必要なのです。冬であっても、夏場ほど喉が渇かないために気づくと熱中症ということも

珍しくないのです。

こたつで体温が上がりすぎると、水分不足と電解質のバランスが崩れて熱中症になります。

また、下痢や冬季のインフルエンザ流行期などで、もともと脱水症気味の時も冬に熱中症になりえます。

熱中症が疑われば、まずは水分摂取し体温を下げるようにしましょう。わきの下、首筋、鼠径部を

保冷剤で冷やすのも良いです。水分はただの水よりも塩分が含まれるスポーツドリンクなどが

よいでしょう。予防のためには水分摂取、日差しの強いときには日陰に入り、体調が悪いときには

室内で過ごしましょう。特に小さなお子様、高齢者の方は熱中症リスクが高いので注意が必要です。

昔、こう見えても野球少年団に入っていたんですよ。運動神経ダメなのでもちろんベンチを守って

いましたが(笑)、それでも夏は暑いんですよね。だから水を飲もうとしたら怒られるんですよ。

精神論?軍国主義者のようなそんなスポーツ指導者はもういないと思いますが、だからこそ、そんな

阿呆なスポーツ指導者の心をくじくためにスポーツドクターの資格を取りました。使ってはいませんが。

自分の体調不良は自分でしかわかりません。決して無理をせず。しっかりと水分を取りましょうね。