断続的断食とは?
体重の適切な管理・・・興味ありませんか?
皆さんになくても私にはあります。そもそも体重を減らしたいという目的には糖尿病のリスク
が下がり、関節痛が減り、ある種のがんになる確率が下がり、心血管系が総じて健康になります。
地中海式ダイエットなるものご存知ですか?基本的に食事をすることにも言えるのですが、
習慣を守って食べすぎないことが前提なのです(地中海食についてはまた今度)。
今日の話題は断続的断食(インターミッテント ファスティング)です。これは、1日もしくは
1週間という枠組みの中で、食事をしても良い時間を制限して、それ以外の時間においては断食を
行うという、時間帯を制限した食事法を指します。なんとも修行僧のような生活!!そんなストイックに
生きられないわ、そう思われる方が大多数なのでは無いでしょうか?
断続的断食には主に3種類があり、
①隔日断食:普通に食べる日と約500kcalに抑えた断食日を交互に繰り返す方法
②5対2ダイエット:週に5日は普通に食事をし、残り2日は食事を1日1回だけにする方法
③時間制限付きダイエット:毎日の食事を8時間の時間枠内に限ってとるように制限する方法 です
研究では5対2ダイエットで血糖値の調節がより適切になり、体脂肪の減少が大きかったようです。
さらに、隔日断食はカロリー制限ダイエットに比して、インスリン感受性の改善が2倍以上であった事
も明らかになりました。最終的には、摂食習慣を恒久的に変えることが必要になります。
食事を抜いてしまう人やカロリー計算なんて・・・と思っている人には断続的断食はうまくいく可能性が
あると思います。私はできませんが笑。
研究者は、隔日断食に関する1年間の研究で多くの被験者が脱落するのを目にしたほか、
時間制限付き断食においても時間枠を早く閉じすぎると失敗するだろうと考えています。なぜか?
誰も夕食を抜きたいとは思っていないからです。減量のための食事療法には沢山の方法があります。
カロリー制限で線虫が寿命延長したり、サルでもカロリー制限することで
寿命が延伸したり、実験室の快適な環境ではうまくいきますが、実際のというかリアルワールドで、
過酷な環境を生き抜くので精一杯になるかもしれません。
食べることができたら食べる(食える時に食う)!それも一つの戦略かもしれませんね。