2024.07.05

子宮頸がんワクチンに思う

昨日の続きになりますが、確かにTVで放送されていた内容ですが、

中学生の女の子がけいれんする様子、また日常生活をおくるのが困難な状況に

陥ってしまったことは、紛れもなくワクチン接種がターニングポイントであれば

なぜそのようなことが起きるのか?ということを明らかにしなくてはいけないと思います。

「ワクチンと痙攣は因果関係がないと、大学の偉い先生が発表しました」だけでは本人も

家族も到底納得できないと思うのです。私が娘が同じ状況になれば思うことは一緒です。

新型コロナウイルスワクチンの副作用であっても同様です。因果関係を明らかにすることは

困難であっても、ワクチン接種を自分の意思で選択できれば良いのかもしれません。

例えばの話ですが、HPVワクチンを打たずに子宮頸がんに罹患し、末期状態となり、

性器からの出血がとめどもなく続き日々輸血を繰り返しながら、両親、家族に見守られながら

命を引き取ってしまう、そんな側面がもし切り取られていたら状況は違うかもしれません。

ですから以前から言っているリテラシーを持ち合わせ、データに基づいて冷静に判断することが

今後重要になってくると思います。

女性1万人のうち子宮頸がんになる割合は132人。それに対して予防接種の有害事象が出現するのは

5人と大きな違いがあります。人数や割合のことで言いたいわけではありません。ですが、

①予防接種を受けなければよかった人よりも、受けておけば良かった人の方が多い

②予防接種後に起きた出来事とワクチンには因果関係はない

③世界ではHPVワクチンが普及すれば子宮頸がんの根絶が可能な見込みがある。

以上の3点からは私個人的にはHPVワクチン接種を勧めております。

女性の皆さん今一度じっくり考えてみてください。

ちなみに、HPVワクチンの有効性は45歳までは証明されており、40代前半の方はまだ

間に合います。