プリン体は400mg /日まで
日本では尿酸値が高い人つまり高尿酸血症状態の人が1000万人以上いると言われています。
そもそも、尿酸って何?よく聞くけどさぁ〜と言われることはないのですが、心では
思っているのではないでしょうか?尿酸は細胞中に含まれるプリン体が代謝されて発生する物質です。
だから、尿酸値が高い人にはプリン体OFFとかプリン体カットなどというものが好まれているのです。
この尿酸が悪影響を及ぼす二大疾患は①痛風と②尿管結石です。
前提として尿酸値が高ければ高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクが上がります。
細胞に棲みついた尿酸が、「活性酸素」と呼ばれる物質が動脈硬化を進展させるのです。さらに、
針状の尿酸結晶が腎臓に沈着して炎症をきたし「痛風腎」をきたし腎機能を落としてしまうのです。
臓器つまり腎臓への影響を及ぼすのは尿酸の結晶化が原因であり、尿酸値が高いことではないとの理由で
症状がなければ薬での治療は不要であるとされます。痛風発作のリスクは数値で異なります。
尿酸値が7台の人は痛風発症率は2%、9台で20%、10以上で30%と報告されています。
海外でも年2回以上の発作や尿管結石が起きたら、内服治療をして尿酸値を下げるべきとされています。
尿酸値が高いと肺がんのリスクが下がるとも言われていますが、他のデメリットが大きすぎます。
明らかに尿酸値は7以下にすべきだと思います。
アルコールの中でもワインは尿酸値をそれほど上げないというデータもあります。食材で言えば、
鶏レバー、マイワシ干物、アンコウ肝、豚レバー、牛レバー、カツオ、大正えび、秋刀魚干物などに
プリン体は多く含まれていると言われています。1日400mgを超えないようにしましょう。
減量も効果的、コーヒーや乳製品、ビタミンCも尿酸値を下げるというデータもありますので
ぜひお試しください。