2024.07.28
認知症予防 歩行編①
認知症予防についての講演会が先日ありまして
その時にお話しした内容をいくつか取り上げたいと思います。
今日は、運動!運動というと何か用意しなくては・・・と思われると思いますが
簡単に考えてください。気持ちがあればそれだけでOK。散歩をどう取り組むかを
一緒に考えてみましょう。歳をとるにつれて筋力が落ちれば、歩幅が狭くなることは
避けられません。歩幅が狭くなると、認知機能の低下や認知症発症のリスクが高くなる
研究結果もあります。つまり、歩幅を広くして闊歩する事を心がけるべきなのですが、
歩幅を広げるためには、足を大きく蹴り出したり、腕を大きく振ったり、より筋肉を使う
必要性があり、四肢の筋肉のみならず体幹の筋肉も使いながら全身の筋力アップに
つながるのです。
歩幅の目安は身長×0.45なので、身長が160cmであれば約72cm、150cmであれば
約67cmになります。いきなりは無理でも、まずは横断歩道の白線(45cm)をまたいで
歩く練習をしてみると良いかもしれません。身長や筋力によっても難しさがあるので
まずは、日頃の歩幅(個人差あり)にプラス5cmを意識して歩いてみてはいかがでしょう。
歩幅を広げるだけで認知症が遠ざかると思うと、思わず大股になりませんか?