2024.08.09

きんさん、ぎんさん、知ってます?

このブログを読んでいる人の年齢層は不明ですが、きんさんぎんさんを知っていますか?

「きんは100歳!、ぎんも100歳!」で一時期よくTVでお見かけしました。

お二人とも107歳、108歳と長命だったわけで縁起が良く、逆にパワーをいただいて

いたのかなと、今になって思えば感じます。長命で有名といえば、

スコッチウイスキーの「オールドパー」そのボトルの裏側にトーマス・パーという老人の

肖像が描かれています。絵の下には(1483〜1635年)つまり、152歳まで生きたとされています。

戦国時代から江戸時代ですよ!このパー爺さんは実在する農夫なのです。当時の貴族が長寿に感心し、

ロンドンに招待し、毎日お酒や肉などのご馳走で接待したところ、わずか1週間で亡くなりました。

パー爺さんは固いパン、古いチーズ、牛乳で生活していたので、美食が良くなかったのかもしれません。

豊臣秀吉の鳥取城の兵糧攻め(急激に栄養を入れることで体調を崩す:リフィーディングシンドローム)

のようなものです。

人間の寿命に関して、ヘイフリック限界というものがあります。この説をもとに人間の寿命を計算すると

100〜120歳という数字が出てきます。ヘイフリック限界説というのは、生命維持に欠かせない細胞分裂を

もとにして人の細胞では50〜60回しか起こら図、その後必ず死滅するのです。そのため人間の寿命は

不老不死ではなく、先天的また遺伝的に有限であることが明らかになったのです。

世界歴代の長寿者1位のジャンヌ・カルマンさん(フランス・女性)は122歳、第2位の泉重千代さん

(日本・男性)は120歳まで生きているのでヘイフリック限界説は概ね正しいのですね。