2024.08.10

脳梗塞は夏に増えるのか

5月の連休の時にもブログに書きましたが、脱水症状になりやすい夏場は

血液が流れにくく脳梗塞になりやすいのはイメージがつくと思います。

脳梗塞は、脳の血管が詰まってしまう病気で、血流が途絶えて脳の神経細胞が

死んでしまうことで後遺症が残るケースが多いのが特徴です。

原因は大きく2つあり、①動脈硬化と②血栓です。②の血栓を作ってしまう原因として

不整脈の心房細動が有名です。あの野球の長嶋監督もこれが原因で脳梗塞を発症したようです。

夏場の脱水による脳梗塞は、前者の動脈硬化によって生じます。動脈硬化がある人は血液が

ドロドロになって、血液の流れが悪くなり詰まりやすくなります。だから夏は水分補給が大事です

最近のように暑い夏であれば食事以外に1日1〜2Lほどの飲水がおすすめです。

心不全があれば主治医に相談してから飲水量を設定するのが良いと思います。

一方で、冬に気をつけるべきは脳出血です。冬に脳出血が多いのは血圧が上がりやすいこと、

ヒートショックという急激な温度変化により、血圧が上下する現象が起こりやすいためです。

お風呂場で倒れた、外に出た瞬間に手足が麻痺したなどの話が、ヒートショックなのです。

夏も冬も気を配らなくてはいけないという話題でした。