2024.08.24

口の中のバイキン

最近は生活習慣病が歯周病に関連していると言われています。

生活習慣病・・・うん、関係なないやと思わないでください。

不健全な生活習慣の積み重ねで、引き起こされる病気です。喫煙、

暴飲暴食、睡眠不足、脂の多い食事を摂り続けるなど体内の内臓脂肪が

増加して、内臓脂肪型肥満と言われる状態になります。そうです。下半身

ヨリもウエスト周りが大きくなる体型から「リンゴ型肥満」と呼ばれます。

男性に多く見られるのも特徴で、肥満度数のBMIで25未満で肥満の基準に

該当しないものの、内臓脂肪が蓄積している場合もあります。

この状態が継続すると、糖尿病、がん、高血圧、アルコール性肝炎、脳血管疾患を

引き起こしやすくします。そうです、身近な糖尿病の患者さんの80%は歯周病を

合併しているのです。糖尿病になると、免疫機能が低下したり、唾液分泌が低下

することで、お口の中のバイキンが繁殖しやすくなり、細菌感染を起こしやすくするのです。

糖尿病を放置すると歯茎(はぐき)の炎症が改善することなく歯周病を悪化させてしまいます。

歯周病を引き起こす細菌が血中に入り込むことで、サイトカイン(炎症の調節因子)が

体内に放出されることで、血糖値をコントロールするインスリンの働きを阻害することで

糖尿病と歯周病の両方を悪化させてしまうのです。

歯周病やう蝕(虫歯)の原因菌が全身の臓器に悪影響を及ぼすこともわかっているので、

健康を維持する目的として毎食後のブラッシングが非常に重要なのです。

今日は歯ブラシ(8は・2ぶら・4し)の日ということで情報を提供させていただきました。

ちなみに、私は2〜3ヶ月に1度歯のクリーニングに行くことにしております。