昨日に引き続き「とりあえず…」シリーズです。とりあえず…生ビールと言いたいところですが、

健康維持のために運動が必要であるということは、百も承知だと思います。「もっと運動しなくちゃ」と

考えている人は多いと思いますが、すでに習慣化されている人は残念ながら少数派だと思います。

スポーツ庁の調査で週2日以上運動している人の割合は３割くらいです。60歳から運動量が増える

のですが、働き盛りの20代から40代の人ではかなり少ないことがデータとして明らかです。仕事に

追われる日々を過ごしていれば、運動に時間を割くことが難しいのは良くわかります。私も結局22時、

23時頃に帰宅して、運動しよう！という気持ちには全くならないのです。じゃあ60代の人は？と

なりますが、定年を迎えて時間ができたために健康管理目的に運動を始める人が多いのではないかと

考えられます。もちろん素晴らしいことだと思います。ですが運動効果はすぐには現れないので、

それよりも前の、やはり20〜40代にどう過ごしたかによって健康状態が決定してしまうのです。

フレイル（虚弱）は若い頃に運動している人であればなりにくいことがわかっています。

ここまで読むと、「じゃあ俺は50代だからもう諦めよう」と思う方もおられませんか？実は、運動は

いつ始めても遅くないのです。70代になっても運動習慣を持つことで、80、90代に要介護状態に

なることを避けられる確率が高くなるのです。「とりあえず運動！」その気持ちが大事なのです。