2024.01.09

ジェネリック(医薬品)はちょっと・・・

みなさん、こんにちは。

ここ最近言われることが少なくなったと感じるのが、ジェネリック医薬品は勘弁!という内容。

ジェネリック医薬品は安いから、胡散くさいんじゃないんですか?成分が少ないとか?といわれたこともあります。

同じ成分なのに安いなんて・・・スーパーの夕方のお惣菜みたい!ラッキー!というわけには、いかない気持ちもわかります。

その薬で自分の病気を治療するのですから。

ジェネリック医薬品、通称ジェネリック、私が研修医だった頃は「ゾロ」って言うんだと教えられました。

先輩に聞くと特許が切れた後にゾロゾロ出てくる医薬品だからだと教えられたような気がします。(正しいかどうかは不明)

先発の医薬品はとても長い年月と莫大な費用を要して生み出されますが、ジェネリック医薬品は開発費用が少なくて

すむために、価格を抑えることができるのです。発売されたばかりのジェネリック医薬品は先発品の7割程度。

発売年数をもとにして年々価格が引き下げられ、先発品の2割程度の価格になるものもあります(や・安い!)。

また、先発品の発売時にはなかった製剤技術を取り入れることで、レーザー印字や錠剤の色や形状に工夫が見られたりします。

同じ有効成分をもちますが、それ以外の部分は違う場合もあります。「安かろう悪かろう」と誤解を招きやすいのですが、

一般の商品と違って、ジェネリック医薬品には「安いことへの正当な理由」があります。

中身を安く作っているのではなく、特許料というゲタが外れただけなのです。

皆さんのジェネリック医薬品に対する悪いイメージが少しでも改善することを祈っております。