2025.01.15

モナリザの黄色腫

レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザは16世紀の初頭に描かれた肖像画である。

あまりにも有名で知らない人もいないのではないでしょうか?実物はルーブル美術館に

ありますが、耳にしたり、美術の本で見かけたりしたことは絶対あるはず・・・

このモナリザのモデルは誰なのか?長らく謎でしたが、2005年にフィレンツェの

フランチェスコ・デル・ジョコンドの夫人エリザベッタであると証明されました。

このモナリザの肖像画に秘密があり、左目の目頭に米粒大の腫瘤があるのです。見ように

よっては粉瘤(アテローム)のようにも、黄色腫(キサントーマ)のようにも見えるのです。

モナリザが描かれたのはルネサンス華やかしき時代です。同時代の裸婦像はいずれもムチムチ

と肉がついた女体像です。脂身の肉、チーズやバター、牛乳、卵などの動物性脂肪満載の食事

を宝飾した挙句、豊満な肉体を築いたことは予想できます。

コレステロールを摂取しすぎると、アキレス腱に溜まります。腱が肥厚しレントゲンにも映るように

なります。それについで眼瞼に黄色腫が発生することがあります。当時の貴婦人のモナリザも

コレステロールの多い食事をとっていたのではないでしょうかと勝手に邪推してしまいます。

一見、慎ましく見えるお姿だけに想像し難いのですが、衣服を脱いだら、腹の皮もつまめそうな

肥えた、脂と肉の塊だったのではないかと想像してしまいます。

言い換えれば、モナリザのモデルの女性は高脂血症に罹患していたかも知れませんね。